いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

雑記

Excel、便利なんですが……

Excel、便利なんですが、成績など自分でつけるときにはデータベースでやります。ぼくはそもそもExcelはあまり使いません。でも職場ではそういったデータはExcelで処理することが前提になってしまっているので、自分でこしらえたデータはcsvファイル(テキス…

エヴァンゲリオンに出てくる漢字

エヴァンゲリオン、ぼくはTVで放送された最初のシリーズのDVDBOXを持っています。単純にロボットが正義のために戦う……というのではなく、分からない部分がたくさんあってそういうところが魅力です。映画の方は最初の二つくらいを見ただけですが。結構…

量子力学、やってみます。量子条件、量子論、……

そろそろ量子力学に手をつけようかな、と思っています。大分前に買っておいたテキストがあります。 身につく シュレーディンガー方程式 (ファーストブックSTEP) 作者:牟田 淳 発売日: 2014/12/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) 評判よさそうだし、前書き…

昔のパソコン、プログラミング(2)

前回の続きです。www.omoshiro-suugaku.com 90年から95年くらいでしょうか、ちょうどパソコン通信が流行り始めた頃で、そちらも面白くていろいろ試していました。同僚の人に電話をかけて電話回線を通じてデータをやりとりする実験など。技術情報誌を見てプロ…

昔のパソコン、プログラミング(1)

ここのところよくPythonで書いています。Pythonに限らず、今では大きなことが簡単にできる様々の仕掛け(ライブラリなど)がたくさん出てきており、そういう意味ではプログラムを書くのはラクになったのかも知れません。言語を始め、プログラミング環境は大…

職業を決めてから学部、学科を決める!?

どうもキャリア教育という言葉の定義を見てもイマイチ意味がはっきりしません。だから具体的にどんなものかあまりわかりません。教員が「逆算」と言うアレかな……。職業について調べさせて「その職業に就くために必要なことを今からやっておきましょう」とか…

学校の成績処理システムの不合理

高校も成績処理の時期になりました。昔は電卓でやっていたのでしょうから、成績ひとつつけるのも相当大変だったと想像します。今では定期試験の他に学期の最初に実施する課題テストなど、担当が入力したものに重みを1:2:2とかつけて合計を求めるなどすぐで…

Pythonの開発環境、デバッグ

Pythonでプログラムを書くとき、少し前までは付属の開発環境、IDLEというのを使っていました。小さいプログラムならよいのでしょうが、少し大きくなると不便を感じるようになりました。ぼくはほとんどコードをいくつものファイルに分けて書く、ということを…

電子顕微鏡ツアー参加希望者は何人か?

もう10年近くも前のことです。某高校の2年生全体に電子顕微鏡見学ツアーのアナウンスをしました。生物のA先生の企画です。午前中は大学で電子顕微鏡を見て、午後は新しい3Dの技術を教えてもらえる、という素晴らしいもの。バスをチャーターします。しかし!…

ちょっと休憩……『ニュートンと万有引力』紹介、犬の遠吠えについて

ちょっと休憩……。なにしろ「おいしい紅茶でも飲みながら」のブログです。軽い話でラクに行きます! ニュートンと万有引力 宇宙と地球の法則を解き明かした科学者 (ジュニアサイエンス) 発売日: 2013/01/31 メディア: 単行本 面白い本です。ニュートンの読み…

『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』紹介

1回だけ、観に行ったことがあります。市民会館で公演がありました。女の人たちだけで演じる、あの宝塚歌劇です。1本の劇が歌とともに進んでゆきます。ミュージカルとは違うのか、その辺は分かりませんが楽しめました。公演の前半は演劇(従ってストーリーが…

インタプリタを作る(6)雑談

記事「インタプリタを作る」の続きです。 www.omoshiro-suugaku.com 作成中のインタプリタは、例えば a = 3x = 6 - (2 + 3) * a + ax = x + a / 10 というコードを読んでちゃんと -5.7 と計算できるようになりました。通常の数値はもちろん変数も使うことが…

エッセイを2つ。 ①デバッグ ②地味な趣味について

①趣味でプログラムを書きます。コンピュータは「何をどうせよ」という指示書がなければ動きません。その指示書がプログラム(ソフトウェア、アプリケーション)です。プログラムを書く人がプログラマー。ぼくはアマのプログラマーですが、プロアマ含め、皆さ…

『オリエント急行殺人事件』紹介

大分前ですが、結構宣伝もしていたし、皆さんも見たかも知れません。アガサクリスティーの『オリエント急行の殺人』が脚本三谷幸喜(こうき)、主演野村萬斎(まんさい)で2回に分けて放送されました。ぼくは原作は本も読んだしスーシェのドラマも何度も見ていて…

インタプリタを作る(5)雑談

最近数学のテーマが続いたので休憩です。ここのところ、インタプリタ作成に勤しんでいます。Pythonをそのまま使っているので、できあがったインタプリタ(新しい言語)は実行速度という点では期待できません。しかし、今や多くの人がPythonは使いますし、そ…

教育界が迷走している!

コロナ騒ぎで学校ではまともに授業が進んでいません。緊急事態宣言も解除され、ぼちぼち始まる感じです。ステイホームと言ってもやはりペストによる「創造的休暇」の最中に大きな仕事をしてしまったニュートンとは違います。ぼくは勉強はしたけれどファミレ…

お話3つ。ゲーデル、角の3等分、だまだまマーク。

ゲーデルの話 故・竹内外史(がいし)先生(数学者。数学基礎論の専門家)が天才数学者ゲーデルについて「自分より100倍も200倍も賢いああいう人が自分より100倍も200倍も努力しているのを見ると自分も勉強しなければならないと思う」ということをおっしゃって…

物理数学とのつきあい方

物理・工学でやる数学とのつきあい方についてひと言。普通の数学とは別に物理数学と言われる数学があります。ちゃんとした定義は知りませんが、(大学以降で)物理の勉強を進める上で必要な数学全般を指すようです。大学の授業の科目名になっていたり、本の…

電子回路の設計

すみません、回路の設計技術そのものの話ではありませんが……。高校の物理ではオームの法則、キルヒホッフの法則など、電子回路に関するテーマも扱います。でもこれをどんなに一生懸命勉強しても自分でラジオを作れるようにはなりません。設計でキルヒホッフ…

ちょっとひと休み……。『ドイルとホームズを「探偵する」』紹介。

久しぶりに仕事で人と会いました。コロナ自粛でしばらくぶりです。人と話すといろいろ刺激も受けますし、緊張もします。これがいいんですね。しかし階段をのぼるときなんだかヨロヨロしていて、やはり歩かないとダメなのかな、と思いました。 通勤で本を読み…

高校時代、化学部の話

昔話です。高校時代は化学部に入っていました。そう言うと笑う生徒もいて、分かりませんが「部活なら運動部!」とみんな思っているのでしょうか……。当時、土曜日は午前中だけ授業もありましたが、それでも今運動部をやっている生徒に比べればずっと楽?だっ…

試験にA4の紙を1枚だけ持ち込み可……はよいか?

「定期試験のときに生徒が自分でまとめたA4の紙1枚だけは持ち込み可にしたらどうか」と言った先生がいました。「何を言ってるんだろ」と思いましたが、いや、よく考えてみると結構いいかも……。持ち込めるのは1枚だから、十分考えてまとめなければなりません…

今、飛んでいる飛行機は何機あるのか?

今この瞬間、飛んでいる飛行機は何機あるのでしょうか。この手の疑問、「分かりっこない」とか「分かっても何にもならない」とか切り捨てることは簡単です。前、ネットで「飛行機は全機着陸できるのでしょうか」(ある程度の割合が飛んでいる前提で着陸スペ…

徒然(つれづれ)なるまま、プログラミングについて……

学生時代から一応やっていて、今でもプログラミングが趣味です。30年前くらいでしょうか、その頃から「フリーウェア」という考え方はあったようです。(インターネットでなくパソコン通信のネットに)自作のソフトを登録して「無料です、気に入ったら使って…

物理の研修に行かせてもらえなかった!

学校では進路の話をするときによく「逆算して」と教員が言います。確かに逆算しなければいけないんだけれど、危険です。「逆算して何が必要か考えよ」というのは「不要なことはやるな」とほぼ同義だからです。そんな、足下をギリギリまで削ぐような勉強の仕…

本を読まない教員……!

教員免許の更新の講習に行ってきました。東京の某大学です。キレイな学校でした。学生たちは夏休みで、それでも結構いましたが、食堂が閉まっていて残念でした。夏休み中、全部で5日。教育関係の授業が2日、数学、情報、生物、物理の授業が3日。特に生物はDN…

「数学は自分で考えなければダメ」なのか?

近いことはすでに書いていますが、少し詳しく。 教員はすぐに「数学は自分で考えなければダメ」と言います。ある意味、これは真理でしょう。しかしそういうことを言う人たちは中学、高校、大学でどうやって勉強していたのでしょうか。「自分で考えなければダ…

『金田一少年の事件簿』紹介

『金田一少年の事件簿』。コミックスです。 金田一少年の事件簿 File(1) (週刊少年マガジンコミックス) 作者:天樹征丸,金成陽三郎,さとうふみや 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 IQ180の高校生、金田一一(きんだいちはじめ)が難事件を抜群の推理力…

「重複解」、「重複組み合わせ」はどう読むか? 「伏線を『回収』」?

数学に重解というのが出てきます。例えば2次方程式の解が1個のときなど、もともと2個だった解が一致したのだと考えて、重なった解、重解(じゅうかい)と呼ぶのでした。では「重複解」はどう読むか? 試しに……と周りの人たちに聞くと8割が「じゅうふくかい」…

数式エディタ『Mathcha』を使う

今まで、プリントや試験などの印刷物に数式を書くのには大抵ワープロソフト『一太郎』を使っていました。メニューに「数式作成ツール」というのがあります。一応いろいろな記号をひと通り使えて、慣れればそれなりに書けるようになるからよかったんですが、…