ちょっと休憩……。なにしろ「おいしい紅茶でも飲みながら」のブログです。軽い話でラクに行きます!
面白い本です。ニュートンの読みやすい伝記のような感じです。読むのに数学や物理の知識は要りません。子ども時代、学生時代、研究生活。当時の歴史的な背景もよく分かります。彼がかなり時間をかけたという錬金術についても何ページかに渡って取り上げられています。いわゆる科学史というのでしょうか、ぼくはこの類いの話は大好きです。物理の先生もこういう話をたくさん仕入れておいて、時々話せばよいと思います。生徒は憶えているものです。単に万有引力の法則の練習問題を解くだけでなく「法則の発見当時、実は……」とか聞けば「ニュートンもいろいろあったのだ」などと別の面を感じることができるでしょう。自然科学も生きた人間の営みであることに変わりはありません。こんなのも物理の楽しさなのではないでしょうか。 どうも今は「どうやって分かりやすく教えるか」ばっかりで、「何を教えるか」についてはあまり話題になりません。分かりやすく、分かりやすく、とそればかりだとそのうち必ず出てくる難しい話に自分の力でついて行けなくなります。科学史を教えれば難しい話も分かるようになる……ってわけでもないですが、学問の別の面を知ることって大事だと思います。勉強を続ける、場合によっては最強のモチベーションにもなるでしょう。
さて、別の話。そういうことにしておいた方が面白いからなのか、「犬は遠吠えで高度な情報交換をしている」などという話を聞くことがあります。いやー、それはまず絶対にあり得ないと思います。根拠もあります。夕方、市役所?が音楽を流したりしますよね。そのとき近くの犬が音楽と一緒に「わおーん」と鳴くのです。音楽に犬の言葉で何か重要な情報が含まれているはずもないので、このときの、音楽に応える遠吠えにたいした意味はないでしょう。「それとこれとは別なのだ」という説明もあるかも知れません。どうなんでしょうか。
追加:
また新型コロナの感染者数が増えてきていますね。マスクももう鬱陶しいです。そろそろ暑い日も多いし。でもしていないと不安です。生徒は1学期の休校のおかげで夏休みが減らされるし、なかなか集中して勉強するのが難しかったでしょう。どうしてこんなウイルスがいるんだろう……。