いぬおさんのおもしろ数学実験室

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『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』紹介

 1回だけ、観に行ったことがあります。市民会館で公演がありました。女の人たちだけで演じる、あの宝塚歌劇です。1本の劇が歌とともに進んでゆきます。ミュージカルとは違うのか、その辺は分かりませんが楽しめました。公演の前半は演劇(従ってストーリーがあります)、後半はダンスで、特にこのダンスは凄かった……。単にダンスだけで1時間かそのくらい、ずっともたせるのです。ちょっと考えるとすぐ飽きそうな気がするんですが、とんでもない。次から次へとメンバーが変わり、衣装、ダンス、音楽が変わり、ずっと惹きつけられっぱなしです。パンフレット?も買ってきました。ああ、これはハマる人はハマるな……と納得して帰りました。特にファンだったというわけではなく、単にきっかけがあっただけですが、観に行ってよかったと思います。いろいろな世界があるものだと思いました。

 やはり人間、様々な世界に触れて刺激を受けないと。……と思って買った本がこれです。 

なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか (小学館101新書)
 

 男性が宝塚ファンであることのメリットとか(これだけで40ページ近く!)、宝塚歌劇団の組織の成り立ち、稽古など自分にとっては全て初めての知識で、新鮮です。これを読むと「観に行ってもいいかな?」と思うことでしょう……。

 

 余談ですが……ぼくはゲームの類いは一切やりません。昔はシューティングは割と好きでたまにやりましたし、自分でシューティングゲームを書いているときはテストはしていましたがそれだけ。ちゃんと時間を管理できれば気分転換にはいいと思いますが、生徒の話では難しそうです。「コロナの休みの最中は何してた?」と聞くと「ゲーム」。せっかく時間があったんだから、どうせならもっと自分の中に何か残ることをすればいいのに……。ゲームにももちろん感動的なものもあるのでしょうし、ゲームだから悪いというわけではありません。でも時間など、コントロールが難しい面があることは否定できません。お金はかかっても宝塚ならそういう点でもよいと思われます。コロナが収まったらまた行くかな……。