『金田一少年の事件簿』。コミックスです。
IQ180の高校生、金田一一(きんだいちはじめ)が難事件を抜群の推理力で解決します。作家、横溝正史氏の推理小説に金田一耕助という名探偵が出てきます。金田一君はその孫という設定です。アニメにもなっています。同じような感じの『名探偵コナン』も面白く、こちらは映画も大抵見に行っています。金田一君、コナン君、どちらも好きですが、コナン君の方は彼を始めとする登場人物が優秀すぎてやや感情移入しにくいです。金田一君は勉強はできず（やる気がないから）、品もないし、言わば人間くさいのです。他の登場人物も魅力的です。かわいい幼なじみの七瀬美雪。野暮ったい「おっさん」こと、歳は違うが友人である剣持警部。本人にその気はないが優秀さが鼻につく外国帰りの明智警視。暗い過去を持つ自称犯罪芸術家、指名手配もされているけれどときどき金田一君と行動を共にする地獄の傀儡師（くぐつし。人形つかい）こと高遠遙一。本家の金田一耕助シリーズのように動機も悲惨でおどろおどろしく、すごい雰囲気のものもあります。
追加：
ぼくは読書というと新書が多く小説はあまり読みませんが、推理小説だけは結構読みます。でも謎解きはしません。本気で読もうとすると人間関係を表にしたりしなければならず、疲れるからです。アニメだと楽（らく）して楽しめます。特に吹雪の山荘……みたいなシチュエーションが一番好きです。あれ、何なんでしょうね……。金田一君でもコナン君でも出てきます。文庫もあるので買いました。
