いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

雑記

私の勉強法

ぼくは専門は数学ですが、物理、工学なども好きで本もよく読んでいます。そこで、その辺の勉強法を書いてみます。 ①書くことをバカにしない特に抽象的な話などでは、分かっているつもりが実はまったく分かっていなかった、ということがたくさんあります。理…

自然界の真理を手に入れる!

今回は肩の凝らない話を。ぼくは数学が専門ですが、物理・工学・天文学も大好きです。一番のきっかけは中学~高校で読んだ本です。今も毎月何冊かずつ出ていますが、講談社のブルーバックスなど、本当によく読んだものです。『四次元の世界』、『不確定性原…

「共役複素数」は「きょうやくふくそすう」か「きょうえきふくそすう」か?

皆さんは「共役複素数」の「共役」をどう読みますか? 「きょうやく」か「きょうえき」か。前、近くの人に聞いたら結構「きょうえき」の割合が多かったような……。まあどっち道conjugateの訳ですし、数学の用語なのですから意味が正確に伝わればよいのだとは…

『引き抜き屋(2)』紹介、読書のすすめ

1冊目に続き、『引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還』(雫井脩介2019PHP文芸文庫)を読みました。 引き抜き屋(2) 鹿子小穂の帰還 (PHP文芸文庫) 作者:雫井 脩介 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2019/11/09 メディア: 文庫 いやー、面白かったです。(1)も(2…

年始のごあいさつ

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 当ブログへ訪問いただいた皆様、ありがとうございました! 今年もがんばります! 新しい年の目標: 時間に余裕ができそうです。今まで勉強したくてもなかなかできなかったことを頑張って…

徒然なるままに読書の話を

たまには……徒然なるままに、読書について語りましょう。趣味はいくつかあるのですが、ひとつは読書です。特に理系っぽい新書が多いです。文庫も多く、東野圭吾氏のものは割とよく読みます。その他ミステリー、エッセイ、ジャンルはいろいろですが、読んでい…

『「世界征服」は可能か』紹介

『「世界征服」は可能か』(岡田斗司夫2007ちくまプリマ-新書)を読みました。著者の岡田氏はかつて「ガイナックス」というアニメ製作会社を立ち上げ、ヒット作も生み出した、その世界の一流のプロです。「レコーディングダイエット」の考案者でもあります…

アクティブラーニングについて考える

何年か前、学校の数学科の研修に行ってきました。あちこちの学校の数学の先生たちが「うちの学校ではこんなことをやっている」というのをレポートに書き、発表しあう、みたいな会です。若い先生が多く、最近の流行で「アクティブラーニング」「ジグソー法(…

電子書籍リーダーの使用感

何年か前、電子書籍リーダーを買いました。買ったばかりの頃はよく使っていましたが、うーん……。よい点、悪い点、両方あります。まずよい点から。①ぼくは本を結構読むので、とにかくたまります。重いし、引っ越しの時はいつもすごく大変です。時々処分してい…

「分からない」はいけないのか?

卒業式の歌、「仰げば尊し」で「今こそ別れめ」という一節がありますが、ぼくは「別れめ」は「分かれ目」だと思っていました(係り結びで「こそ~め」に意味があるんですよね。「今こそ別れよう」)。「小さい秋見つけた」の「うつろな目の色」も、「うつろ…

面白かった本、3冊

ぼくが高校生のときに読み、大きな影響を受けた本を紹介します。 ●逆説論理学(野崎昭弘1980中公新書) 高校生の時読みました。パラドックスが満載です。パラドックスとは、正しそうな理屈で議論しているんだけれど出てきた結果がヘン、といった話です。「電…

邪馬台国

邪馬台国について書きます。邪馬台国は3世紀頃日本にあり、卑弥呼(ひみこ)という女王が治めていたと言われています。中国の『三国志』という歴史書の中の『魏志倭人伝』(ぎしわじんでん)(正しくは『魏志』30巻のうちの『東夷伝』(とういでん)の中の…

教員のウソ

ぼくも高校で数学を教わったわけですが、先生の話で印象に残っているのがあります。虚数単位iについての話です。iは を満たす特別の「数」なのでした。先生は「iは実際にはない数です。だから目に見えない電気を表すのに都合がいいんです」と。生徒は一同…

昔のPC環境

大学に入ってずいぶん経って先輩から使い古しのパソコンを買いました。PC-8001というやつです。もちろん当時のパソコンは今に比べればまるっきり非力で、たいしたことはあまりできませんでした。ソフトもほとんどなし。そもそも売られていないのです。いや、…

『宇宙戦艦ヤマト2199』紹介

西暦2199年、地球は宇宙の謎の星、ガミラスの遊星爆弾による攻撃を受け、海は干上がり、大気は汚染されます。地上に住めなくなった人類は地下都市を築きますが、滅亡まであと1年しかありません。その1年前、2198年から地球は16万8千光年の彼方のイスカンダル…

数学勉強法

近いことは何回かブログで書いていますが、まあいいでしょう。少し違う書き方で……。 数学ができるようになるのにどうしたらよいか、「コツが分からない」などと言う高校生がいます。そんなもの、ないよ……。そもそもそんな都合のいいものがあるんなら誰も苦労…

『宇宙創成(上)』紹介、宇宙論雑感

『宇宙創成(上)』(サイモン・シン2009新潮文庫)を読みました。天文学がどう発展してきたのか、古代から現代まで、人間が宇宙をどうとらえていたのか書いてあります。科学史ですね。昔は観測技術もなく、宇宙の真の姿はもちろん、地球のことすら分かって…

小説家、阿刀田高(あとうだたかし)紹介

わざわざエッセイを買って読む場合、同じテーマでも切り口が新しいとか、目からウロコの議論だとか、そんなのを求めてしまいます。阿刀田氏を勧めます。ショートショートの名手、ということになっています。実際そうなのですが、しかしぼくは彼のエッセイが…

倒叙もののドラマ、刑事コロンボ

『刑事コロンボ』は1968年からアメリカで始まったTV番組です。ニューヨーク市警、殺人課のコロンボ刑事が事件を解決するドラマです。コナン君、金田一君、金田一耕助、シャーロックホームズ、……刑事や探偵が活躍する物語の多くでは、最初に犯人が不明の殺人…

物理、数学が好きな理由

高校生のときは数学、物理が好きでした。成績は物理の方がよかったです。物理は公式を憶えて使い方のトレーニングをして……とやればまあそれなりにはなるんでしょうが、ぼくは公式は全部自分で導けるように勉強していました。「効率悪すぎ」と言われることが…

授業が怖くなる

ある先生が「授業が怖くなった」と言っていました。何のことかと思ったら……教科書に何気なく書いてあることでも、生徒に「どうして?」と突っ込まれたときに自分はちゃんと答えられないことがあるかも、みたいな意味です。確かに高校の教科書では、「~であ…

『ガリレオⅡ』DVDBOX、科学的とは

少し前、DVDBOXを買いました。『ガリレオⅡ』です。帝都大学理工学部物理学科の准教授、湯川学(福山雅治)が刑事の岸谷美砂(吉高由里子)の求めに応じて不思議な事件の捜査をし、物理学の知識を用いて次々に解決します。原作は東野圭吾。第1シーズンでは刑…

プログラミングのすすめ。数学も勉強しましょう。

今回はプログラミングのすすめ……ということで少し書いてみます。 「ゲームをするのが好き」も、いいことでしょう。ゲームをやらない人より、人生を面白くする何かを少なくともひとつ余分に知っているわけだから。しかし音楽だって聴くだけでなく自分で演奏す…

アドラーの心理学、精神分析

割とNHKのテキスト、面白いのが多いです。『人生の意味の心理学 アドラー』(岸見一郎2016NHKテレビテキスト)を読みました。TVでも放送していたようですが、このテキストだけで分かるようになっています。アドラーという人の始めた心理学の解説です。例えば…

DVD『シンシナティ・キッド』、『スティング』

若い天才的なポーカーの勝負師、ミシシッピ川流域一帯で『シンシナティ・キッド』と呼ばれている男が名人位獲得の野心に燃え、30年にわたるタイトル保持者に挑戦します。1930年代のアメリカが舞台の映画です。アメリカの古い映画にはこんな感じのが結構…

数学と物理の違い

ぼくは高校では化学部で最初化学は好きだったし、1年の時には化学科へ行くつもりでした。でも有機化学の授業が始まると、「××を合成するには○○を△△すればよい」式の、「とにかく暗記しなければどうにもならない」みたいなのがイヤになり、ロクに勉強しなくな…

Σの記法について

行列式というのがあります。高校生の皆さんは理系に進めば勉強することになるでしょう。今回はただのお話なので細かいことはいいのですが、下のように書かれたりします。 Σの上下に何も書いてありません。この式でi,j,kは1,2,3の全ての並べ替えです。…

3×4、4×3のどちらが正しいのか?

「先生にバツにされた!」とかネットで時々話題になっています。4人にあめを3個ずつ配るとき、全部で何個、あめが必要か。3×4か、4×3か? 3個のあめを4人分なんだから3×4が正しい? 故・矢野健太郎先生(数学者)がエッセイに書いていました。矢野先生が微分…

メガスター、大平貴之氏

『プラネタリウム男』(大平貴之2016講談社現代新書)を読みました。小さい頃からプラネタリウムが好きで自分で作ろうとしていた大平貴之氏が、個人で古くからあるメーカーの機械を遙かに凌ぐ性能の「メガスター」を開発します。投影できる星が170万個だった…

電子工作とプログラミング

中学生の頃、電子工作が趣味の友だちがいました。彼は「自分で回路の設計もできる」と言っていました。家が電気屋さんで、ハンダごてやテスターなどの道具、トランジスタや抵抗、コンデンサなど、部品も揃っていていろいろ教わることもできたんだと思います…