いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

雑記

高校生に遠足は不要か?

どうも、高校ではここ10年かそこらは「3年生の遠足はナシでなければ!」ということになっているらしい……。アンケートを採ったわけではありませんが、管理職と一部教員の共通認識なんでしょうか。とにかく「授業確保」なのだそうです。変な話です。これは美名…

あの肖像画、聖徳太子ではなかった!?

もうずいぶん前、5千円札、1万円札に聖徳太子の肖像が使われていました。いや、実は違うそうですね。聖徳太子ではない、と。ぼくたちは「聖徳太子」と習いました。初めて「実は違う」と聞いたとき、びっくりしました。教科書にまで載っていて全国の受験生た…

回転の瞬時中心とは何か

タイヤが右に回りながら速さvで動いています。図の点Qの速さがvということです。タイヤの半径はrとしておきましょう。少々無理があるような気もしますが、一瞬だけを考えれば線分PRは点Pを中心に右回りに回転しています。少しでも時間が経てばさっきの点P…

國分康孝先生の本

故・國分康孝先生は心理学者、カウンセラーです。専門書、一般向けの著書がたくさんあります。ぼくは職業柄、カウンセリングにも興味を持っていた時期があり、國分先生の本もずいぶん読みました。どれも主張がはっきりしていて論理が明晰、分かりやすいとい…

閉所恐怖症。太古の昔から人間は……。

広場(ひろば)恐怖症というのがあるそうです。公共交通機関や、広場などにいると不安を感じたりするのだとか。これに対して「大昔、広いところだと自分が天敵から丸見えで危険であったため、恐ろしかった。その名残」というような説明を聞くことがあります…

読書について、少し

読書についてつれづれなるままに。 ここ数日、本屋さんの前で買おうか、買うまいか逡巡しています。 オペラで楽しむヨーロッパ史 (936) (平凡社新書) 作者:浩子, 加藤 発売日: 2020/03/16 メディア: 新書 学生時代に歴史をあまり真面目に勉強しておらず、基…

新書『すごいインド』紹介

たいへん面白い本でした。著者はインド出身、インド最高のIIT(インド工科大学)を出て活躍している人です。文体は穏やかで分かりやすくて、いかにも賢そうな感じ。いかに日本が恵まれているか、いかにインドが厳しい環境か、いかにインドのエリートたち…

「受験指導」は正しいのか?

いわゆる「受験テクニック」というものがあります。例えば現代文。評論文では、前半のブロックと後半のブロックが必ず「しかし」でつながっており、……だからここを読んで××すればそれが答えになる。適当ですが、こんな感じ。実際、受験問題などそんなものな…

理系向けお勧め図書!

高校時代から最近のものまで、ぼくが強い影響を受けた本の一部を紹介しましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・πの話 (岩波現代文庫) ・数学の考え方 (講談社現代新書)・天才の栄光と挫折―数学者列伝 (文春文庫) ・すばらしい数学者たち 改版 (…

「ベクトルAB」か、「ABベクトル」か?

「上の4角形は『4角形ABCD』と書かなければいけない」という主張があるのです。「4角形ADBC」ではダメだ、と。誰がいつ決めたんですか? せいぜい「分かりやすくするために4角形ABCDと書いた方がいいでしょう」が限度でしょう。「ABCD」とグルッと順に読むこ…

「プレゼン」、「発信」は大事か

最近の流行なんでしょう。高校生もやたら「発信」、「プレゼン」、「発信」、「プレゼン」、………。こればっかり。英語でもそう。いいんでしょうか、これで……。 英語の本をポンと1冊渡されて「明日までにA4の紙1枚に要約してきてください」と言われて、きちん…

読書のすすめ

あまり本を読まない若い人たちが少なくなさそうです。一番まずいと思うのは、本を読まない結果、世の中にどんな面白いことがあるのか気づくことができないことです。知らないことに気づきませんから、本人の気持ちはいたって平和です。しかし高校生なら、今…

映画『劇場版CITYHUNTER 新宿PRIVATE EYES』紹介

少し前、映画を見ました。『劇場版CITYHUNTER 新宿PRIVATE EYES』です。シティハンターと呼ばれる凄腕のスイーパー(悪い奴らを始末する!)、冴羽獠(さえばりょう)がカッコよく活躍します。ぼくが学生の頃からある漫画で、当時は新宿駅の掲示板に「xyz」…

ひと昔前のパソコン環境。少し追加。

前、ひと昔前のパソコン環境について書きました。今回、少し追加です。 www.omoshiro-suugaku.com ぼくが仕事を始めたばかりの頃はインターネットなどまだまだ一般的でなく、みんなパソコン通信をやっていました。信じられないかも知れませんが、ニフティサ…

写真から立体を再現(5) まだ途中ですが、勉強してみた感想など

ちょっと一服。ここまでである程度基本的な事実の紹介、記号などを整理しました。このあと、空間の点と画像面に映る点の間に成立する等式 の、ベクトルや行列を成分で書いた を用いて、まずはカメラ行列Pの内容を決定します。具体的には立方体など、形がハッ…

新制度大学入試、ポートフォリオ、進路指導

大学入試制度が変わることになり、どうも「ポートフォリオ」なるものが大事……ということになってきているようです。あちこちのサイトを見ると……高校生活でどんなことがあったか、主体的に何をどうしてきたか記録しておく、それがポートフォリオです。そして…

面白いことは難しいこと!

子どもの頃、BCLという趣味が流行りました。「海外からの短波放送を聞こう!」という、今にして思えば何だか不思議なもの。ネットで調べたら今でもあるようです。でもネットや衛星放送などの普及で短波放送は減っているみたいですが。昔はオーストラリア、フ…

過保護だ……

どうも、高校では「君の弱点はここ!」みたいな冊子が配布されたりしているところも。もちろん学校に、生徒毎のそんな冊子を作る時間はありません。受験業界の企業がやっています。いいことなのかもしれません。しかし、ぼくは否定的です。要するに、過保護…

無用の用。「関係ないことは勉強しない」って……。

関係ないことは勉強しない。……貧弱でお寒い発想です。何度聞いたか分かりません。そういうとき、ぼくはときどき荘子の「無用の用」の話をします。 道を歩くとき、足の裏で踏む部分はわずかです。でも、だからと言って道が足の裏の部分しかなくてもいいという…

平面の方程式を行列式で表す

A(1,2,3)、B(0,3,2)、C(4,1,2)を通る平面の方程式を求めましょう。最近は高校ではあまり扱わないようですが、ぼくらの頃は授業で出てきました。ここではちょっと変わった……ということもないですが、高校では出てこない求め方を。 求める平面上の点…

最近流行りの(?)の本屋さん

最近(?)の流行なのかも知れませんが、置く本を減らす本屋さんが出てきています。地元の割と大きな本屋さんもそうなってしまいましたし、秋葉原のヨドバシカメラに有隣堂があって通勤経路なのでよく行っていたんですが、敷地に本を持ち込める喫茶店などを…

私の勉強法

ぼくは専門は数学ですが、物理、工学なども好きで本もよく読んでいます。そこで、その辺の勉強法を書いてみます。 ①書くことをバカにしない特に抽象的な話などでは、分かっているつもりが実はまったく分かっていなかった、ということがたくさんあります。理…

自然界の真理を手に入れる!

今回は肩の凝らない話を。ぼくは数学が専門ですが、物理・工学・天文学も大好きです。一番のきっかけは中学~高校で読んだ本です。今も毎月何冊かずつ出ていますが、講談社のブルーバックスなど、本当によく読んだものです。『四次元の世界』、『不確定性原…

「共役複素数」は「きょうやくふくそすう」か「きょうえきふくそすう」か?

皆さんは「共役複素数」の「共役」をどう読みますか? 「きょうやく」か「きょうえき」か。前、近くの人に聞いたら結構「きょうえき」の割合が多かったような……。まあどっち道conjugateの訳ですし、数学の用語なのですから意味が正確に伝わればよいのだとは…

『引き抜き屋(2)』紹介、読書のすすめ

1冊目に続き、『引き抜き屋(2)鹿子小穂の帰還』(雫井脩介2019PHP文芸文庫)を読みました。 引き抜き屋(2) 鹿子小穂の帰還 (PHP文芸文庫) 作者:雫井 脩介 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2019/11/09 メディア: 文庫 いやー、面白かったです。(1)も(2…

年始のごあいさつ

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 当ブログへ訪問いただいた皆様、ありがとうございました! 今年もがんばります! 新しい年の目標: 時間に余裕ができそうです。今まで勉強したくてもなかなかできなかったことを頑張って…

徒然なるままに読書の話を

たまには……徒然なるままに、読書について語りましょう。趣味はいくつかあるのですが、ひとつは読書です。特に理系っぽい新書が多いです。文庫も多く、東野圭吾氏のものは割とよく読みます。その他ミステリー、エッセイ、ジャンルはいろいろですが、読んでい…

『「世界征服」は可能か』紹介

『「世界征服」は可能か』(岡田斗司夫2007ちくまプリマ-新書)を読みました。著者の岡田氏はかつて「ガイナックス」というアニメ製作会社を立ち上げ、ヒット作も生み出した、その世界の一流のプロです。「レコーディングダイエット」の考案者でもあります…

アクティブラーニングについて考える

何年か前、学校の数学科の研修に行ってきました。あちこちの学校の数学の先生たちが「うちの学校ではこんなことをやっている」というのをレポートに書き、発表しあう、みたいな会です。若い先生が多く、最近の流行で「アクティブラーニング」「ジグソー法(…

電子書籍リーダーの使用感

何年か前、電子書籍リーダーを買いました。買ったばかりの頃はよく使っていましたが、うーん……。よい点、悪い点、両方あります。まずよい点から。①ぼくは本を結構読むので、とにかくたまります。重いし、引っ越しの時はいつもすごく大変です。時々処分してい…