本
以前簡単に紹介しました。ここのところ、FFTの使い方をずっとまとめていて、頻繁に使っていた本です。 Pythonで学ぶ実践画像・音声処理入門 作者:伊藤 克亘,花泉 弘,小泉 悠馬 コロナ社 Amazon 第3章「音声のフーリエ変換」は14ページだけですが、ここでFFT…
FFTのバタフライ演算についてまとめます。「自分で勉強したけれど難しかった」という方、ご覧ください。前回、前々回の記事からの続きです。 www.omoshiro-suugaku.com www.omoshiro-suugaku.com FFT(高速フーリエ変換)とは、DFT(離散フーリエ係数)に高…
FFT(高速フーリエ変換)を勉強中の皆様! 大抵の本に「バタフライ演算」というものが出てきますよね。難しいです。たくさんの本があり、筆者の先生方は頑張って易しく書いてくださっていると思うんですが、ぼくには難しいです。PythonならNumPyやSciPyに…
このシリーズ、結構古いのですが分かりやすく書いたものが多く、よく読んでいます。今回は複素関数論の本です。 複素数とその関数 (数学ワンポイント双書 33) 作者:酒井 孝一 共立出版 Amazon 「序言」には高校数学から複素数が消え、大学での複素関数論の講…
ここ2ヶ月くらい、結構集中して勉強しています。まずベクトル解析(ベクトルの微分積分)。テキストはマセマです。 ベクトル解析キャンパス・ゼミ 改訂6 作者:馬場敬之 マセマ出版社 Amazon 演習 ベクトル解析キャンパス・ゼミ 作者:馬場 敬之 マセマ出版社 …
平面スカラー場を f(x, y) とします。つまり平面の各点に数値 f(x, y) が対応している、ということです。何のことはない、要するに z = f(x, y) という空間内の曲面があり、平面上の各点で高さ z が決まっていると思えばよいのです。実用では z は温度であっ…
これまた凄い本です。 『名探偵ポワロ』完全ガイド (星海社新書) 作者:久我 真樹 星海社 Amazon 1990年代から放送されていた『名探偵ポワロ』の全70話の解説書です。ポワロの原作者はイギリスの推理作家、アガサ・クリスティです。ポワロはベルギー人で元警…
タイトルの通り、イギリスのパブリック・スクール(と日本の名門校)の成り立ち、教育について分かりやすく書いた本です。パブリック・スクールがどんなものなのかほとんど知らなかったので読んでみました。大変面白い本でした。 パブリック・スクールと日本…
次の和をべき級数というのでした。このべき級数の収束半径について少し書いておきます。べき級数に対し -r < x < r の範囲で収束、|x| > r では発散というrがあり、これを収束半径と言います。なお、x=±rのときの収束発散は級数によっていろいろです。 …
ここのところ微積分の復習をしていて、今は重積分の演習。大きな本屋さんの大学数学のところにはマセマ(出版社)の参考書がたくさん平積みになっています。売れているんでしょうね。ぼくも何冊も持っていて、勉強させてもらってます! 今回は微積分の演習書…
この前読んだ『フォン・ノイマンの哲学』が面白かったので、本屋さんで見つけたやはり科学者の伝記を衝動買いしました。 早すぎた男 南部陽一郎物語 時代は彼に追いついたか (ブルーバックス) 作者:中嶋 彰 講談社 Amazon おなじみのブルーバックス(講談社…
ここのところ、ずっとこれを読んでいます。全部で202ページ、そのうちの182ページまでたどりつきました。素晴らしい本でした。一般相対性理論に必要なテンソルの勉強です。 テンソル(石原繁 著) 科学技術のために 作者:石原 繁 裳華房 Amazon Amazonのレビ…
凄い本でした! 数学史が好きな人には強力にお勧めします。 フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔 (講談社現代新書) 作者:高橋昌一郎 講談社 Amazon 天才数学者、フォン・ノイマンの伝記です。数学者の話ですからもちろん用語など、分かっていた方が…
ぼくは専門が数学なので物理のちゃんとした大学教育は受けておらず、1年生の時に多分理系で物理をやるための基礎みたいな内容の「物理学Ⅰ」、「物理学演習Ⅰ」(正確な科目名は忘れました)に出ていただけです。高校では物理は得意で、一番好きな科目でした。…
生徒は夏休みが終わりました。ぼくも本は結構読みました。最近買ったのがこれ。 藤井聡太論 将棋の未来 (講談社+α新書) 作者:谷川浩司 講談社 Amazon ここのところ将棋の藤井聡太の活躍がすごいです。将棋はぼく自身も指しますし、羽生が7冠を制覇した頃(1…
行列式について少し書きました。 www.omoshiro-suugaku.com www.omoshiro-suugaku.com 今回は転置行列の行列式を考えます。行列Aの行列式の定義は次でした。 転置行列とはもとの行列の行と列を入れ換えた行列です。 この転置行列の行列式は となって、もとの…
久しぶりに「これだよ、これ!」と思った本です。 ぼくたちは簡単に「ノーベル賞」と言います。でもよく考えてみるとノーベル賞についてほとんど何も知らないことに気づきます。せいぜい「ダイナマイトの発明者、ノーベルがその遺産で作った賞」くらいでしょ…
最近、コンピュータ言語はC#ばかりを使っており、このリファレンスは大変重宝しています。 レビューを見ると意見はいろいろのようですが、個人的には素晴らしい! リファレンスのことに限りませんが、よく「その程度の情報はネットで手に入る」みたいな主張…
面白い本でした。強くお勧めします。特にデフィー・ヘルマン鍵交換の例え話が気に入りました。もちろん例え話ですから限界はありますが、ポイントをよく捉えていて驚きました。ときどき生徒にも話します。面白がる子もいます。今回はこれを紹介します。今、…
せっかく英語の勉強のためのテキストを買ったのに、まだ始めていません……。 著者の金谷先生は、すごく勉強になる面白い本を何冊も書いている方です。ブログでも何度も紹介しています。教員なので生徒には「進む分野にかかわらず、英語はやっておいた方がいい…
前回、Unityでビルボードを実現、という話を書きました。 www.omoshiro-suugaku.com 調べると、オブジェクトには、それを構成する点が4点しかない、本当の平面みたいなものがあるようです。3DオブジェクトのQuadというやつです。実験してみました。これに絵…
UnityC#ゲームプログラミング入門 2020対応 作者:津耶乃, 掌田 発売日: 2020/10/30 メディア: 単行本 Unityを使ったゲームプログラミングの本です。目次は以下の通りです。 Chapter 1 ゲームで使うUnityの基本機能 1-1 ゲームの機能を考える 1-2 ゲームオブ…
2D、3Dのスマホゲームを書くための本です。よい本でした。 Unityの教科書 Unity 2020完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座 作者:北村 愛実 発売日: 2020/08/29 メディア: Kindle版 一応最後まで、実験しながら読み終わりました。説明がとにかく丁…
www.omoshiro-suugaku.com 前々回、Unity+C#でゲームプログラミングする本を紹介しました。PCで書いたプログラムは実機テストしなければなりません(動作の確認などはPCでできますし、通常はPCでのみ作業)。つまりスマホに送って実際に動作させないといけ…
Unityの教科書 Unity 2020完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座 作者:北村 愛実 発売日: 2020/08/29 メディア: Kindle版 ↑ これはkindle版ですが、紙の本を買いました。いよいよスマホのゲームプログラミングに手を出しました。プログラミングにつ…
本屋さんへ行きました。やはりネットでなく、実物を見ないとダメなのです。背表紙をザッと眺めるとたいてい、どんな分野でも「おっ、いいかも!」という本が見つかります。実際に中身を見るとそれほどではないこともあるけれど、今までこうして出会った本を…
故・矢野健太郎先生の話です。矢野先生の専門は微分幾何学です。小さい頃、アインシュタインブームで「お父さん、ぼくも勉強したら相対性理論が分かるようになるかな?」と聞いたら、お父さんは「健太郎、相対性理論だってアインシュタインという人が考えた…
マジック、ミステリー、ギャンブル、……などについて様々な切り口で楽しく語ります。目次は次の通りです。 ・奇術とミステリのあいだ・トリック世界のディプロマシー(権謀術数)・表が出たらぼくの勝ち、裏が出たらきみの負け・トリック・ランドのエジソンた…
証言 羽生世代 (講談社現代新書) 作者:大川慎太郎 発売日: 2020/12/16 メディア: Kindle版 なかなか凄い本だと思いました。何人もの(将棋の)棋士に、羽生世代(羽生善治、佐藤康光、郷田真隆ら)、主に羽生9段についてどう思っているか、インタビューして…
以前、このブログで音の実験を続けてやっていて、結果を記事にしていました。 例えば こういう実験です。↓ www.omoshiro-suugaku.com 面白かったです。wavファイルに記録されている音楽を使っています。音楽データは、(wavファイルのタイプによりますが)-…