いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

ちょっとひと休み……。『ドイルとホームズを「探偵する」』紹介。

 久しぶりに仕事で人と会いました。コロナ自粛でしばらくぶりです。人と話すといろいろ刺激も受けますし、緊張もします。これがいいんですね。しかし階段をのぼるときなんだかヨロヨロしていて、やはり歩かないとダメなのかな、と思いました。

 通勤で本を読みます。今日も読みました。 結構長いのでよい読書の時間です。勉強時間にもなります。

いわゆる文学作品のようなものはあまり読みませんが、推理小説は読みます。しかしなぜかホームズはほとんど読んでいません。……にも関わらずこの手の本は好きなのです。恐らくシャーロキアン(ホームズの熱狂的なファン)である筆者が「この物語は、こういう時期、こういう背景があり、ドイルにはこういう事情があって書かかれたものなのだ」とかいった話をたくさん紹介してくれています。ホームズがストランドマガジン(雑誌)に連載されていた頃のイギリスの様子なども分かり、それもよいです。新書ってのはこういう風に面白いんだよな、といういい例です。

 ここ数日はすでに読んだことのある本をまた勉強し始めています。前気づかなかったところに気づいたり、「ああ、こういう話だったよな~」という感慨もあります。『明快入門 インタプリタ開発 基本技術から処理系の実装まで』(林晴比古2012ソフトバンククリエイティブ)です。推理小説でも読むような面白さがあります。「おおっ、こうきたか」「こう解決するのか……」みたいな。1回目もよいのですが、よい本は多分何回目でもそれぞれ面白いのでしょう。例えば……変数の混ざった「x+y*z+2*w」といった式の値をパソコンにどう求めさせるか(パソコンに式をテキストで渡し、値を計算させる)、解説があります。「*」(かけ算の記号)が優先ですが、それをどういう方法で実現するのか。10年近く前ですが、この本を手に取らなかったら……と思うとゾッとします。それほど面白い本なのです。単に自分でコーディングして実験した結果をブログに載せてもあんまり意味はなさそうなので、ある程度方法もまとめていずれ一緒に書きたいと思います。追加ですが、パソコンはすごいです。最近ではできることも増え……とかではなく、コストパフォーマンスです。散々勉強できてこの値段。大変な機械です……。