いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

徒然(つれづれ)なるまま、プログラミングについて……

 学生時代から一応やっていて、今でもプログラミングが趣味です。30年前くらいでしょうか、その頃から「フリーウェア」という考え方はあったようです。(インターネットでなくパソコン通信のネットに)自作のソフトを登録して「無料です、気に入ったら使ってください」ということです。仕事を始めた頃からネットが普及し、趣味のプログラマーも増えます。ベクター窓の杜(もり)など、フリーソフトシェアウェアを扱うサイトの利用者も増えました。何の資料もなく記憶で書いているので違っているかも知れませんが。ぼくも仕事はしながらゲームプログラミングにはまり、3Dのシューティングゲームを書いて登録したりしていました。考えてみればプログラミングしていて一番楽しい時期だったかも知れません。夏休みなど、日中ずっとプログラムを書いていて、疲れてそのままパソコンの前で眠り、目が覚めたらすぐまた書き始め……なんていう生活をしていたこともあります。仕事が結構つらかったんですね。要するに趣味で頑張るんだ、と。それでも学校の仕事、入試などにもパソコンが導入され、そちらはまあ楽しかったんですが。当時は『The BASIC』『トラ技コンピュータ』『インターフェース』といった技術情報誌があり(『インターフェース』は今でもあります)、買って読み、あれこれ試していました。NECのPC-9801のグラフィックス関係のルーチンをコールする方法が載ったり、今では当たり前のGPS衛星からの情報の利用法とか、公衆回線(電話)を利用してチャットするプログラムを作るとか、とにかく知的好奇心が刺激されました。いい時期でした。就職のとき、プログラマーという選択もあったと思います。まあでも本を見たりプロの人の話を聞いたりすると、大変そうな気もします。どちらがよかったのかは分かりません。

 今はプログラミング自体も面白いんですが、数学や物理がより面白く、必要があってプログラミングをやっている、という感じです。これはこれでいいかな、と思いますが、昔の方が面白かった、というのは感傷でしょうか……。