いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

雑記

「数学は自分で考えなければダメ」なのか?

近いことはすでに書いていますが、少し詳しく。 教員はすぐに「数学は自分で考えなければダメ」と言います。ある意味、これは真理でしょう。しかしそういうことを言う人たちは中学、高校、大学でどうやって勉強していたのでしょうか。「自分で考えなければダ…

『金田一少年の事件簿』紹介

『金田一少年の事件簿』。コミックスです。 金田一少年の事件簿 File(1) (週刊少年マガジンコミックス) 作者:天樹征丸,金成陽三郎,さとうふみや 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 IQ180の高校生、金田一一(きんだいちはじめ)が難事件を抜群の推理力…

「重複解」、「重複組み合わせ」はどう読むか? 「伏線を『回収』」?

数学に重解というのが出てきます。例えば2次方程式の解が1個のときなど、もともと2個だった解が一致したのだと考えて、重なった解、重解(じゅうかい)と呼ぶのでした。では「重複解」はどう読むか? 試しに……と周りの人たちに聞くと8割が「じゅうふくかい」…

数式エディタ『Mathcha』を使う

今まで、プリントや試験などの印刷物に数式を書くのには大抵ワープロソフト『一太郎』を使っていました。メニューに「数式作成ツール」というのがあります。一応いろいろな記号をひと通り使えて、慣れればそれなりに書けるようになるからよかったんですが、…

古い番組『トリビアの泉』、『ほこ×たて』紹介

20年も前のことですが、『トリビアの泉』というTV番組がありました。「実用性はないが、『明日人に教えたくなる』ような話題」満載。例えば、「飼い犬100匹のうち、ご主人様が危険に見舞われたときに助けに行くのは何匹?」とか。面白くて、笑いながら見て…

『昭和少年SF大図鑑』紹介

新装版が出ているようです。ぼくが読んだのは古い方。楽しい本です。昭和20年、30年、40年くらいでしょうか、当時の少年誌、それに載っていた未来の予想図、挿絵を描いた挿絵画家の解説などでできあがっています。昭和の匂いがすごく、40代~60代くらいの人…

書籍『SF科学のお値段』紹介、学研の『科学』と『学習』

小学校の頃、学研の『科学』、『学習』を定期購読していました。5年生対象の『科学』のちゃんとしたタイトルは『5年の科学』などとなります。『科学』は自然科学全般、『学習』は歴史などの様々のテーマを扱っていました。ぼくは理系の科目が好きだったので…

自然科学の実力

平成30年、北海道で大地震が起きました。「北海道胆振東部地震」(いぶりとうぶじしん)と命名されたそうですね。M6.7(マグニチュード6.7)だったそうです。しかし……本当に現代の地震学(地震の発生機構、およびそれに伴う諸事象を解明する学問。←Wikipedi…

門前の小僧、習わぬ経を読む

ぼくたちは中学生のとき、関数の定義を勉強させられていました。「集合Xの要素xに対し、集合Yの要素yがただひとつ決まるときy=f(x)などと書き、yはxの関数であると言う」とか、憶えさせられていたのです。「なんのこっちゃ」という感じだったのを…

さて次に何を勉強しようか……

前回まででようやく「写真から立体を再現」できたのですが、仕事もあったし結構時間がかかりました。でもまたここから先へ進めそうです。 今どきですから、何枚かの写真から立体を作る、そういうアプリとかライブラリの類いもあるのかも知れません。しかしぼ…

『オンラインの微笑(ほほえみ)』紹介

古い推理小説です。『オンラインの微笑』(鳥井加南子1990新潮文庫)を紹介しましょう。新婚の妻、今野(こんの)数美はパソコン通信が趣味です。新居に引っ越して1年、地元との交流もあまりなく、パソコン通信の面白さが分かってきました。そんなとき、数美…

今の高校、これでいいのか?

各高校で、教員は授業以外のいろいろな仕事が割り振られていて、それを「(校務)分掌」と言います。分け方は学校によりますが、大体共通しています。学校行事全般の計画、日程や時間割を組んだり、あるいは今回のコロナ騒ぎなどで管理職などと相談していつ…

高校の物理、面白かった!

高校物理について、思いつくことを順に書きます。 高校のとき、数学も好きだったのですが物理はもっと好きでした。好きだと当然「全てを理解したい!」などと思うわけで、勉強にも熱が入ります。公式を暗記しておいてそれを組み合わせて問題を解ける。それは…

英語も勉強します……

コロナ騒ぎでじっとしていなければならなくなりました。この先どうなるのか不安はありますが、勉強はしておかないと。ここのところ、何回か書いている「何枚かの写真から立体を再現する」のためにテキストを読んでいますが、その中に「××については参考文献○…

数学史から2つ、エピソードを……

「ニュートンはリンゴの落ちるのを見て万有引力の法則を思いついた」ということになっています。しかし、きっかけにはなったのかも知れませんが、リンゴを見たってあの数式が出てくるはずがありませんよね。実際にはケプラーの法則から導いたのです。これ自…

DVDBOX『白い巨塔』紹介

TVで『白い巨塔』(山崎豊子)を何年か前に見ました。素晴らしかったのでDVDBOXも購入しました。 優秀で大きな野望を持つ外科医、財前五郎が主人公です。財前はガン患者を誤診し、死なせてしまいます。後半は医療過誤裁判がメインです。医者とは何か、…

本当の実力のつけ方は……?

小学校でもプログラミングが導入されるなど、とにかく教育の世界の一部の人たちは新しもの好きです。これが正しいのかどうか、とりあえずおきましょう。意見はいろいろでしょうが、ちゃんとしたプログラミングの勉強を基本的なところから始めるとすると、例…

新年度に向けて

新型コロナで大変な年度替わりですが、それでもとりあえず令和元年度はあと1日で終わります。急な「登校禁止!」に始まり、学校はとにかく振り回されました。余波というか、まだまだ新年度になっても騒ぎは続く見込みです。肺炎に気をつけなければなりません…

高校生に遠足は不要か?

どうも、高校ではここ10年かそこらは「3年生の遠足はナシでなければ!」ということになっているらしい……。アンケートを採ったわけではありませんが、管理職と一部教員の共通認識なんでしょうか。とにかく「授業確保」なのだそうです。変な話です。これは美名…

あの肖像画、聖徳太子ではなかった!?

もうずいぶん前、5千円札、1万円札に聖徳太子の肖像が使われていました。いや、実は違うそうですね。聖徳太子ではない、と。ぼくたちは「聖徳太子」と習いました。初めて「実は違う」と聞いたとき、びっくりしました。教科書にまで載っていて全国の受験生た…

回転の瞬時中心とは何か

タイヤが右に回りながら速さvで動いています。図の点Qの速さがvということです。タイヤの半径はrとしておきましょう。少々無理があるような気もしますが、一瞬だけを考えれば線分PRは点Pを中心に右回りに回転しています。少しでも時間が経てばさっきの点P…

國分康孝先生の本

故・國分康孝先生は心理学者、カウンセラーです。専門書、一般向けの著書がたくさんあります。ぼくは職業柄、カウンセリングにも興味を持っていた時期があり、國分先生の本もずいぶん読みました。どれも主張がはっきりしていて論理が明晰、分かりやすいとい…

閉所恐怖症。太古の昔から人間は……。

広場(ひろば)恐怖症というのがあるそうです。公共交通機関や、広場などにいると不安を感じたりするのだとか。これに対して「大昔、広いところだと自分が天敵から丸見えで危険であったため、恐ろしかった。その名残」というような説明を聞くことがあります…

読書について、少し

読書についてつれづれなるままに。 ここ数日、本屋さんの前で買おうか、買うまいか逡巡しています。 オペラで楽しむヨーロッパ史 (936) (平凡社新書) 作者:浩子, 加藤 発売日: 2020/03/16 メディア: 新書 学生時代に歴史をあまり真面目に勉強しておらず、基…

新書『すごいインド』紹介

たいへん面白い本でした。著者はインド出身、インド最高のIIT(インド工科大学)を出て活躍している人です。文体は穏やかで分かりやすくて、いかにも賢そうな感じ。いかに日本が恵まれているか、いかにインドが厳しい環境か、いかにインドのエリートたち…

「受験指導」は正しいのか?

いわゆる「受験テクニック」というものがあります。例えば現代文。評論文では、前半のブロックと後半のブロックが必ず「しかし」でつながっており、……だからここを読んで××すればそれが答えになる。適当ですが、こんな感じ。実際、受験問題などそんなものな…

理系向けお勧め図書!

高校時代から最近のものまで、ぼくが強い影響を受けた本の一部を紹介しましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・πの話 (岩波現代文庫) ・数学の考え方 (講談社現代新書)・天才の栄光と挫折―数学者列伝 (文春文庫) ・すばらしい数学者たち 改版 (…

「ベクトルAB」か、「ABベクトル」か?

「上の4角形は『4角形ABCD』と書かなければいけない」という主張があるのです。「4角形ADBC」ではダメだ、と。誰がいつ決めたんですか? せいぜい「分かりやすくするために4角形ABCDと書いた方がいいでしょう」が限度でしょう。「ABCD」とグルッと順に読むこ…

「プレゼン」、「発信」は大事か

最近の流行なんでしょう。高校生もやたら「発信」、「プレゼン」、「発信」、「プレゼン」、………。こればっかり。英語でもそう。いいんでしょうか、これで……。 英語の本をポンと1冊渡されて「明日までにA4の紙1枚に要約してきてください」と言われて、きちん…

読書のすすめ

あまり本を読まない若い人たちが少なくなさそうです。一番まずいと思うのは、本を読まない結果、世の中にどんな面白いことがあるのか気づくことができないことです。知らないことに気づきませんから、本人の気持ちはいたって平和です。しかし高校生なら、今…