いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

当ブログについて

 気づけばここまで、ずいぶん書いています。「投稿数536」のようです。この辺で、どういうブログなのか、基本的な方針というか考え方というか、そんなことを書いておきましょう。

 ぼくは「数学通信」を書きます。授業で配るんですが、それをブログ用に書き直した記事がかなりあります。受験でこれが出るから練習だ、とか、そんなことにぼくはあまり興味はありません。大げさな表現をすると、数学通信には「おっ、これは……!?」と思えるような、キラッと光るテーマを選んでいるつもりです。一般受けしなさそうなのが悲しいです! ま、それほど悲しくもないですが。「私はこういう実践をしています」という報告会みたいな出張では、大抵数学通信についてまとめたものを用意して行きます。何回か書いている通り、今やアクティブラーニング全盛で、それ以外の実践の報告は少ないです。そういうところへ数学通信を持って行くと、いかにも場違いな感じで面白いです。後で勤務先に「アクティブラーニングについて、モヤモヤしていて『こんなの、本当に役に立つのだろうか』と思っていたところ、先生の数学通信を読んでハッキリしました」と電話をくれた先生がいます。

www.omoshiro-suugaku.com

最近の数学通信が欲しいとおっしゃるので、3年分くらいコピーして送りました。こういうこともあるんですね。そう、こんな教育っぽい話や、任意の曜日を求める万年カレンダーの公式など数学の話、物理から題材を選んだり、……とやっています。一応きれい(でもないのが結構ありますが……)にブログに載せたので、数学通信を作るのも楽になりました。

 自分で勉強したことをまとめている記事もあります。広い意味の「勉強」で、読んだ本の紹介なども含みます。これはさっきの数学通信にも使います。なかなか、本でも勉強のテーマでも、ぼくが「これはいい!」と思ったとしても誰でもそうとは限りません。それでも参考にはなるはずです。プログラミングでどんなことができるのか、といった話も載せています。実際のプログラムも。自分でやった実験もあります。サウンドファイルを数学の知識を使ってうまく編集して様々な効果を出すとか、最近ではUnityをどう使うかなど。こういうテーマでも、書き方によっては数学通信にも使えます。その他、高校数学の外にはみ出した部分なども。ちょっと変わった問題、面白そうな問題、勉強の世界にはたくさんあります。

 教員同士だからといって常に仲良く……というわけはありません。書けないことはもちろん書きませんが、「なんだこりゃ」みたいな話、バカバカしいと思ったこと、一応「教育」のテーマとして扱っています。通知票、修学旅行、遠足、面談、……その他学校ではいろいろ行事もあり、イヤなこともいいことも、何でも起こります。教員が読めば「あるある」かも知れません。生徒が読むと「先生は他の先生と仲良くないんですか?」などとなります(いや、仲いいよ、と答えます)。大抵主張を込めているから、読んでイライラする人もいるでしょう……。

 というわけで、そんな感じのことをまとめてきました。概ね、数学通信に載せる内容か、自分の勉強のための記事か、その辺です。あれこれ雑多な記事ですが、クラスで配る数学通信を書いているみたいな気持ちでやっています。そのつもりでみなさん、お付き合いください。更新はここまで2日に1回はしているつもりですが、結構書いたので少しペースを落とすかな……と考えています……。