いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

英語の思い出。そろそろ英語の勉強を始めないと…….。

 せっかく英語の勉強のためのテキストを買ったのに、まだ始めていません……。

理数系のための技術英語練習帳 -さらなる上達を目指して-

著者の金谷先生は、すごく勉強になる面白い本を何冊も書いている方です。ブログでも何度も紹介しています。教員なので生徒には「進む分野にかかわらず、英語はやっておいた方がいいよ」などと話します。

 ぼくはマジックが趣味なので解説のDVDを見ます。今でこそほとんど買わなくなっていますが、一時期は多ければ月に何枚かずつ買っていました。しかし結局英語のDVDが多いんですね。日本ですから日本人が日本語で解説してるものも出回りますが、多分英語の方が。映画みたいに字幕でも出ればいいんですが、そういうのはほとんどありません。英語を聞き取れなければ結局、映像が頼りです。しかし解説者が「こうしてはダメ」と説明しているのか「こうしてください」と言っているのか、区別できないこともあったりします。……と生徒に話すと「なんだ、そんなことか……」と苦笑いしていますが、まあこれは半分冗談。

 1年くらい前には写真から立体を再現する、というテーマでいろいろ勉強していました。ブログでも記事をずいぶん書きました。この分野では線形代数が必要ですが、その中の例えば特異値分解も必要です。しかし、特異値分解は日本語の本にはほとんど書いてないのです。金谷先生の本には解説があり、演習問題なども一緒に載っていますが、そうした本は稀(まれ)と言ってよいと思います。

これなら分かる応用数学教室―最小二乗法からウェーブレットまで

線形代数セミナー: 射影,特異値分解,一般逆行列

そういうことですから、さらに勉強しようとするとどうしても英語のテキスト、ということになります。結局、どんな分野も少し先に進もうとすると英語が必要になってしまうのです。

 英語については若い頃受けた模試の思い出が。長文問題で、人間が進化するには「thumb」が重要だった、という内容でした。親指ですよね。親指が手のひら側を向いているからものを掴むことができ、そのおかげで……みたいなことでした。しかしぼくはこの単語を知らず、長文の意味がまるまる分からなかったのです! 要するにこの場合、親指は本当のキーワードで、1単語分からないために全体がさっぱり分からなくなったんですね。「ああ、こんなこともあるんだ……」と思いました。

 学生時代、英語は得意というわけではなかったですが、長文問題は「読めば何となく正解の選択肢は分かる」という状態でした。入試では得点源だったけれど、使わないと錆びつくものです……。というわけで、年度も変わるし4月からはテキストに沿って勉強します。