いぬおさんのおもしろ数学実験室

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ゲームプログラミング雑感、時間を確保して勉強しましょう

 大きく勤務状況が変わり、とにかく時間の余裕ができました。好きなことをいろいろやっています。何回か触れていますが、最近はUnity(ゲームを書くための開発環境)、C#で3Dのゲームを書く準備をしています。Unity、気に入りました。スマホでテストするとき(通常はPCで動作させる)、プログラムをスマホに送るのが結構遅くてじれったいのですが、とにかく3Dの空間を扱えるので素晴らしい! 最初、Pythonで書こうかなと思っていたらどうも2D向けのライブラリはあるけれど(PyGame)3Dのはなさそうです。違っていたら申し訳ないですが、スマホで動くゲームは書けそうにありません。これもまた違っていたらすみませんが、「3Dゲームプログラミング、スマホ」で検索するとUnity+C#はたくさん見つかるけれどPythonは出てきません。Pythonにはせっかく慣れたところなので残念だとは思います。でもC#で書けるならまあよし。

 3Dの空間内でキャラクタを動かしたり、爆発のシーンを表示したり、効果音を鳴らしたり、スコアの表示をしたり、照準を動かしたり……というゲームの基本の部分はなんとかなりました。これらを有機的に組み合わせてゲームに仕上げるのはゲームのプログラマの仕事です。Unityは機能はメチャクチャ多いみたいですが、別に全部使う必要もありません。.どんなものにするか、ある程度細かく考え始めました。面白くなってきました!

 話は変わりますが、時間に余裕があるからゲーム作りにも手を出せています。仕事が毎日夜7時、8時まであります、となると難しい。夏休みなどならいいですが。勉強もそうでうす。クタクタになって家に帰り、それから趣味だ勉強だ、というのはやはり大変です。翌日だって仕事なんだから。生徒の部活も同じです。帰って勉強なんて、まあできるはずないでしょう……。「集中力だ」とか言っているのは自分は勉強したことのない人だと思います。教員はいい加減、この類いの理屈は捨てるべきでしょう。無理だよ……。やれば分かる。分からないのは自分がクタクタになって疲れて帰ったその晩に勉強したことがないからです。毎日きちんと4時間なり5時間なり確実に時間を取って腰を据えて、それでこそ勉強できるのです。

 そうそう、優秀な人はよく「私は高校時代は部活しかやっていなかった」などと言います。もちろん100%部活ばかりのはずはないですから脚色もあるでしょうが、それでもほとんど部活中心の高校生活だったんでしょう。素晴らしいことですからいいんですが、さて、お立ち会い。「おお、じゃ、オレもそうしよう!」なんてのんきなことをやっているときっと痛い目に遭います。優秀な人は、いわゆる「賢い」のかも知れません。そういう人はそれこそ1を聞いて10を知るのです。他人が10時間勉強しなければ身につかないことも1時間で理解する、ということだってあるかも知れません。適当ですが、テレビなんかに出る「××社CEO」とか。一般には通用しない理屈です。しっかり時間を確保して集中して勉強する。普通の人はそれしかありません。当たり前のことです。

 話を戻します。きちんと時間を確保して、1歩1歩、キャラクタを自由に表示できるようにする、効果音を鳴らせるようにする、編隊を出現させる、……と進んで行けばいずれ立派なゲームができ上がります。無理して最先端の技術に飛びつく必要はありません。とりあえず自由に使える方法で。ある日ふと気づけば、前に「こんなゲームを作る人がいるのか……」と目標にしていたゲームがもう手の届くところにあります。勉強とはこういうもの。