いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

高校に観点別評価が導入される?

 高校でも「観点別評価」というのが導入されるとか。学校にあった裏紙で知り、サイトをあちこちチラッと見たらどうもそういうことらしいですね。知識がほとんどないので少し調べてみようかな……。しかしそれにしても「主体的に学習に取り組む態度」なんて、そんなものを客観的に測れるはずがありません。公平に成績をつけるのが大変になりそうです。例えば、違う話ですが「知能指数とは××という試験の得点のことである」みたいに、扱うのが明らかに難しい概念であっても、測り方を無理矢理定義でもしてしまえば、形の上では「客観的」ですが。それに意味があるのかどうかは別として。まあ、もっと他にやること、あると思います。ぼくには迷走しているようにしか見えません。

 せっかく新年が始まったのですから、いろいろいい計画を立てたいところです。特に生徒は1月よりも4月が顕著ですが、最初は「よし、1年間がんばるぞ!!」という気力に溢れています。しかし、仕方ないんですが1年生でもひと月も経つと居眠りが出てきてしまいます。なかなか、年の始め、年度の始めの気持ちを維持できないのですね。観点別評価じゃなくて、例えばこちら方面からの攻め方を考えた方がよい気がします。エネルギーの使い方がトンチンカンなのです。

 ぼくは仕事に一応区切りがつきそうで、次に何を勉強するか検討しています。『一般相対性理論を一歩一歩数式で理解する』は面白く、読み進めていますが、unity+C#でゲームでも作ってみるか……などと迷っています。スマホのプログラミングはまだやったことがなく、いい経験になるかな、と。C#は前、使っていたことがあるのですぐなんとかなりそうです。生徒には「去年は何をやったか、今年は何をやりたいか、具体的に書いてみてください。ぼくは……」と話します。ボンヤリ過ごしていたのでは時間などすぐに過ぎてしまいます。去年はどういう1年だったか書けないということは、自分が何をしているのか意識せずにいたことを意味します。来年何をしたいのか、具体的にしておかないとまた同じことの繰り返しでしょう。教員は「こんなのもあるよ」といいことを教えてあげればいいのです。

 ぼくが考えていることは古いのかも知れませんが、流行りの「アクティブラーニング」だの何だのに飛びつくことがいいとは到底思えません。一体誰が考えつくんでしょうか。どうもここのところ、へんてこりんな話が次から次へと出てきて、くだらない仕事が増えそうでイヤになります。

 つまらない話には巻き込まれず、ぼくは自分の勉強をします……。