いぬおさんのおもしろ数学実験室

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ガソリン車がなくなる? エンジンは?

 国内の新車販売に関し、2030年代半ば以降はガソリンだけで走行する車以外の「電動車」とする目標を設定する方向……というニュースを聞きました。いきなり思い切ったことを言い出したなあ……という印象です。専門ではないですし、体系的な知識を持っているわけではありませんが、そういう普通の国民の1人として疑問は感じます。

   少なくとも今、単純に「電気自動車=善」と考えるわけにはいきません。脱炭素社会!を目指すのかも知れませんが、(どの程度か知りませんが)発電には火力も使っているのです。それも含めて検討しているんでしょうね……? 原発のことを考えて、まあ当てにしているのかも。確かにあれは二酸化炭素は増えません。しかし、原発はつい最近大災害を起こしています。その後始末もまだまだ全然、きちんとできる見込みもないでしょう。科学は原子力を自由にコントロールするレベルには到底達していません。二酸化炭素は増えないけれど代わりに大災害がまた起こるかも知れないのです。電気自動車がいいのか悪いのか、うわべの二酸化炭素濃度だけに惑わされないで全体を考えなければならないということです。

 それ以前にそもそも「地球温暖化の原因は二酸化炭素」は真実なんでしょうね……? 違う学説もあるそうですが、どうなんですか。いや、その前に地球は温暖化しているんですか? 人間の経済活動が原因なんですか。温暖化は、しているとしてももっと、太陽系、全地球レベルの単なる周期だという可能性はどうなっているんでしょうか。つまり人間が何をしようが寒冷化、温暖化を繰り返しているとかという可能性は? それぞれにいろいろ説があるはずよね……。

 とりあえず個人的には今忙しいですし、この辺について調べるつもりはまだありません。しかし書いたとおりで疑問はたくさんあります。専門家の皆さんが素人にも分かりやすく教えていただければうれしいんですが。あるいは「ここにこういう分かりやすい資料がある」だけでもいいです。

 それもそうなんですが、ぼくとしてはエンジンがなくなりそうなのが悲しいです。SFでも「××エンジン」(宇宙戦艦ヤマトでは波動エンジン、とか)というのが出てきます。人間にはたいした力(物理的な)はありません。しかし知恵で夢を実現してきました。遠くに行きたいけれど無理。そこでエンジンが発明され、それを搭載した車や飛行機が現れる。世界を駆け回るための技術、その象徴がエンジンです。モーターに変わるだけかも知れませんが、エンジンの開発には膨大な時間、エネルギーを費やしてきたはずです。SFの「××エンジン」はもちろんガソリンなどを燃やしているわけではないですが、「エンジン」という言葉は独特の感じがします。エンジンの技術者の皆さんはどう思っているんでしょうか。