文庫になったので早速購入しました。
房総沖で男性の遺体が発見されます。恋人は失踪。警察の草薙警部が捜査を進め、意外なところで古くからの友人、湯川先生(ガリレオ先生)と事件とのつながりが出てきます。湯川先生が事件を解決しますが、特に物理学とは関係ありません。また、この話で湯川先生の私生活や過去が明らかになります。
個人的には物理学の知識を使って事件の謎を解く、という話の方が好きなんですが、これも面白かったです。ただ、全体を通してやや重たい話で、読んで「あー、スッキリした!」とかいう感じではありませんでした。通勤時間で読みました。読み始めると引き込まれて止まらないのは他のガリレオシリーズと同じです。