重いし大きいし値段も高めなので、買うとき「うーん……、どうしよう」と考えました。
索引まで含めて479ページ。読み終わってからレビュー、としていたら何年もかかりそうなので今、書いてしまいます。目次も載せたいのですが、目次自体の量が多く、リンクだけ貼っておきます。
https://www.cgarts.or.jp/book/img_engineer/
画像処理全般について広く浅く解説しています。「浅く」というのは……例えばニューラルネットワーク、深層学習について17ページ分です。少し勉強したことのある方なら分かると思いますが、到底これだけで理論的な部分を深く説明することは無理でしょう。しかし、図も豊富で直観的な理解には向いている気がします。この17ページをひと通り読むと、今読んでいる別の数式満載の本の勉強が分野全体のどの辺なのか、これからどこに向かえばいいのか分かるのではないでしょうか。他の章も画像、図が多いです。「画像からの3次元復元」の章は29ページあります。理論的にもっと説明するならさらにページが必要でしょうが、この辺も興味のあるところで(このサイトにも記事をいくつも書いています)知識の整理になるかな、と、結局購入しました。
結果、読んでいるだけでも楽しく、買ってよかったです。「画像エンジニア検定対応書籍」と説明があります。知らなかったのですがそういう検定があるんですね。それ自体にはあまり興味はありませんが、画像処理の全般的な知識が得られるのは確かだと思います。