ここまでで3枚の写真からカメラの内部パラメータAを求め、基礎行列Fを求め、基本行列Eを求め、回転行列R、平行移動ベクトルtを求めました。ここからは3枚のうちの2枚を使えば立体の頂点などの(空間内の)座標を計算できます。この部分を説明します。
平行移動のベクトルtをEから求めるとき、方向は分かりますが長さは不明です。だから空間内の真実の位置は計算できませんが、立体の形はきちんと分かります。一般逆行列を使います。『コンピュータビジョン -視覚の幾何学-』(佐藤淳1999コロナ社)で説明されています。