『写真から立体を再現』の新シリーズを始めます。ここまでで、角度を変えて立体の写真を２枚撮るとき、写真に立方体（サイコロみたいな）が一緒に写っているという条件が満たされていれば、写真から立体を再現できるということが分かりました。
考えてみるとこれは凄いことです。サイコロが一緒写っていれば立体を再現できるのです！ しかし、この条件はいつも必ず満たされるというわけではないですし（当たり前……）、不自然な条件と言うこともできます。そこで、次には角度を変えて立体の写真を３枚撮り、写真から立体を再現することを考えます。サイコロは不要です。新シリーズではこれを試します。
新しいシリーズでは基礎行列（Ｆ行列）、カメラの内部パラメータ行列など、新しい用語も出てきます。必要な理論については前回同様、ある程度までは解説します。場合によっては「こういう結果が成り立つ」と書くにとどめることもあるかも知れませんが、あまり神経質にならず、おおらかに行きましょう！！ 最初のシリーズはエキサイティングでした。理屈は正しそうでも実際にうまくいくかどうか不安でしたが、しっかり立体が再現できたときには「おおっ、やった！！」。こういうことがあるから勉強はやめられません。あの感動を再び！ 今回もぼく自身、まだ実験まではやっていませんのでやはり心配です。でもブログを書きながら頭の中も整理し、楽しみながら進めてみます。これが終われば次は「カメラを平行に移動して写真を撮る」など何か別の条件をつけたときにどうなるかとか、まだ試してみたいことはたくさんあります。
並行して力学もきちんと勉強しておこうかと。５月いっぱいでこの辺まで進めばぼくも満足できます。がんばります。「創造的休暇」にします。
