いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

『宇宙戦艦ヤマト2199』紹介

 西暦2199年、地球は宇宙の謎の星、ガミラスの遊星爆弾による攻撃を受け、海は干上がり、大気は汚染されます。地上に住めなくなった人類は地下都市を築きますが、滅亡まであと1年しかありません。その1年前、2198年から地球は16万8千光年の彼方のイスカンダル星に技術供与を受け、宇宙を超光速で航行するために必要な波動エンジンを完成させていました。16万8千光年というのは光の速さで16万8千年かかる距離であり、当時の人類は超光速で移動するテクノロジーを持っていませんでした。イスカンダル星には地球の大気を浄化し、もとの環境に戻すためのシステムが存在します。人類は第2次世界大戦で九州沖に沈没した戦艦大和(やまと)の内部で極秘裏に建造していた宇宙戦艦ヤマトに波動エンジンを搭載し、宇宙へ旅立ちます。
 30年以上前のアニメ、『宇宙戦艦ヤマト』がリメイクされています。最近のSFアニメらしくとにかく細かなところまで描き込んであり(絵もストーリーも)、オリジナルにはあった科学的におかしな点なども解消されています。監督、声優などスタッフの話も入っていて、聞くと「いいものを創ろう!」という意欲が半端ではないと分かります。
 下のDVD3巻の絵の男の人はヤマトの副長(艦長に次ぐ役職)、真田さんです。彼はMIT(マサチューセッツ工科大学)を主席で卒業したということになっています。非常に優秀なエンジニアであり、ヤマトの兵器の開発、作戦への技術面からのアドバイスなどをしています。ぼくはこの人が大好きで尊敬していて、アニメの登場人物ですが受けた影響は大きく、高校生のときは数学も好きでしたがそれ以上に物理が好きでした。大学は物理学科、数学科、応用数学科などいくつか受けましたが受かったのは数学科だけでした。物理学科へ進学していたら状況もいろいろ変わったはず。どちらがよかったのかは分かりませんが。 そういうことがあるからか、今は特に物理現象を数学で説明するのが面白いと感じます。

宇宙戦艦ヤマト 2199 (1) [DVD]

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宇宙戦艦ヤマト2199 3 [DVD]

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