いぬおさんのおもしろ数学実験室

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スマホでゲーム作り(4)

UnityC#ゲームプログラミング入門 2020対応

UnityC#ゲームプログラミング入門 2020対応

 

 Unityを使ったゲームプログラミングの本です。目次は以下の通りです。

 

Chapter 1 ゲームで使うUnityの基本機能
 1-1 ゲームの機能を考える
 1-2 ゲームオブジェクト操作の基本
 1-3 入力について
 1-4 衝突判定
 1-5 視覚効果の操作
Chapter 2 ゲームのデータを管理する
 2-1 配列によるデータ管理
 2-2 パラメーターとフラグの管理
 2-3 ゲーム情報の保存
Chapter 3 アニメーションの活用
 3-1 アニメーションクリップの実装
 3-2 アニメーションとゲームオブジェクトの生成
 3-3 プレイアブルの活用
Chapter 4 ヒューマノイドを使いこなす
 4-1 ユニティちゃんを操作する
 4-2 スクリプトで制御する
 4-3 アニメーターコントローラーで制御する
 4-4 ポーズを使って格闘ゲームを作る
Chapter 5 GUIを活用する
 5-1 IMGUIの利用
 5-2 Unity UIの利用
 5-3 Canvasの活用について
Chapter 6 マルチプレイヤーゲーム
 6-1 Photonの基本を学ぶ
 6-2 2人対戦格闘ゲームを作る

 

第1章は実験しながらきちんと読みました。第2章はゲームオブジェクト(キャラクタなど、ゲームに登場する様々なもの)の配列あたりを読めば、他はゲームプログラミングの経験のある人ならあまり要らないかも……と思いました(自分で解決できる部分が多い)。第3章のアニメーションはこれから読みます。第5章は「Unity UI」のみ実験しながら読みました。第4章、第6章はとりあえず今は使いません。

 第1章は素晴らしく、勉強になりました。『Unityの教科書』で何となく全体像が分かったところで、この本の第1章を読むと頭の中が整理されます。「これでゲームが書ける!」という実感を得られました。こんなのもできます。↓

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『Unityの教科書』よりも難しいです。操作なども繰り返しの説明はありませんし、操作もコードも、なぜうまくいかないのかよくわからず、悩むところもありました。全体を通して(ぼくが読んだ部分については)理屈の面がきちんと書かれています。ネットでは「2冊目にはこれを」という書き込みがありますが、他の言語でゲームを書いた人ならそれでよい気がします。初めての人だと厳しいかも知れません。それと、大事なことが。この本はスマホについては触れていません。だから、スマホのゲームを考えるなら『Unityの教科書』なども併用するのがいいと思います。

 やはり(ゲーム)プログラミング、楽しいです。ひとつ勉強するたびに、実験して目の前でうまくいった、いかない、がハッキリします。勉強した分、確実に新しいことができるようになるのです。今や素晴らしいゲームが溢れていますから、単純に競ってもなかなか勝負にはならないでしょう。でも、100m走では負けても10m走や障害物競走なら勝てるかも知れません。その辺はおくとしても、とにかく純粋に面白いです。

 

 学生の頃、先輩で「休みの日、午前中は頭が冴えているから数学、午後は英語、夜は大体バイト」と言っていた人がいます。多分そうするのがいいと思うんですが真似できません。ぼくはある時期は数学ばかり……というやり方です。考えてみると高校生のときも2週間くらいずっと物理ばかり、英語ばかり、数学ばかり、……という勉強の仕方でした。今はともかく、高校生でこのやり方はあまりうまくないですよね……。