⬇この記事の続きです。
上の記事を書いた段階ではバーチャルカメラのAimパラメータの働きがどうもよく分かりませんでした。Aimは「カメラをオブジェクトに向ける」働きがあるということですが、それだけでは説明になってない感じが。
そこで、実験を行いました。まず、クエリちゃんを空間内の曲線に沿って移動させます。動画でどうぞ。進行方向を向かせることもできますが、ここではやっていません。単に移動させるだけです。こんな感じの動きです。クエリちゃんが何となくゆらゆら揺れていますが、これはアニメーションしているからです。実験とは関係ないので気にしないでください。
バーチャルカメラのLookAt、Followにクエリちゃんのオブジェクトを入れておき、次の実験1、2を行います。Followのオフセットは(0, 20, 0)(常にクエリちゃんの真上にセットするということ)としました。前の記事では、物体の動きをごく単純にしていたため実験Ⅰと2の違いが分かりませんでしたが今回は違いがはっきりしました。
●実験1
BodyをTransposer、Aimを空(Do nothing)にする……カメラはオブジェクトに追従
実験結果の動画
●実験2
BodyをTransposer、AimをComposerにする……カメラは追従、オブジェクトを向く
実験結果の動画
実験1ではカメラは単に空間内の位置がクエリちゃんの真上になるよう、位置を変えるだけです。実験2ではさらにクエリちゃんの進行方向が常に画面真上になるよう、カメラが回っていることが分かります。
新しくゲームを書き始めました。とりあえずバーチャルカメラについては今回実験1の使い方をするだけですが、一応違いも分かったしスッキリです。