いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

古い番組『トリビアの泉』、『ほこ×たて』紹介

 20年も前のことですが、『トリビアの泉』というTV番組がありました。「実用性はないが、『明日人に教えたくなる』ような話題」満載。例えば、「飼い犬100匹のうち、ご主人様が危険に見舞われたときに助けに行くのは何匹?」とか。面白くて、笑いながら見ていました。このときは確か3匹だったと思います。もうひとつ、こちらは10年くらい前ですが『ほこ×たて』という番組がありました。これも面白かった……。「どんな金属でも穴を開けることができるドリル」VS「絶対に穴が開かない金属」といった、両立しないもの同士の対決を見せてくれます。要するに「矛盾」、中国の故事「どんな盾(たて)も突き通す矛(ほこ)とどんな矛でも突き通せない盾」の「ほこ×たて」なのです。どの話もそうなのですが、先のドリルの話ではドリルを作っている人、金属を作っている人の情熱が伝わってきます。

 『トリビアの泉』も『ほこ×たて』も同じで、理屈は通用しません。あるのはただひとつ、実験結果、勝負の結果のみ。こういう姿勢は自然科学に通じます。学ばなければなりません。自然科学には絶対の強みがあります。それは「実証」です。理論はとても大事ですが、それを支える実証があってのことです。どんなに偉そうなことを言っても理屈はただの理屈。実験結果を見せて「だから言ったでしょ」となって初めて信用されるのです(これ、自然科学だけじゃないよなあ……)。

ついでなので追加:

 ぼくは高校時代は物理も数学も好きで、大学はどちらの学部にしようか迷っていました。結果、数学科だけしか受からなかったので数学へ進んだわけですが、物理専攻の友だちが徹夜で物理実験のレポートを書いているのを見てぼくは「数学でよかった……」とホッとしたのでした。面倒くさがりなんですね……。それでも理論通りに写真から立体を再現できれば「おお、凄い!」と思いますし、こういうのがあるからこそ勉強も楽しいのだと思います。最近は特に数学を使っていろいろな現象を理解できる、そういう点に数学の魅力を感じています。

もうひとつ追加:

理系の科目が苦手な人がときどき「数学は答えがひとつに決まっている。世の中、そんな単純ではない」と言ったりします。いや、その通りなんですが、そんなことは問題ではないんですね……。数学や物理にはそれなりに目的があるわけで……。そんな「単純な」数学や物理が世の中を豊かにしたり、様々な問題を解決したりしています。こういう事実は認めなければならないでしょう。