今回は2回目。1回目は次の記事です。
100発100中、必ずウケる物理の実験があります。数学と物理は不可分です。ぼくは数学が担当ですが物理も好きですし、高校の頃は物理の方が数学より成績もよかったです。大学受験で数学科、応用数学科、物理学科などいくつか受け、受かったのが数学科だけだったので今、数学の教員をやっている……という感じです。数学でも物理でもどちらでもいい、と思っていました。そういうわけで、学年の最初の授業とか新しい単元の導入の時など、物理の話もよくします。そのうちのひとつがさっきの「ウケる」実験です。
コナン君の「蝶ネクタイ型変声機」の実験、ブログでも書いています。
これを生徒に見せると確実に「おおーーーー!!!」という反応。片方のスピーカから「旅愁」と「さくらさくら」が聞こえ、もう片方のスピーカからは「さくらさくら」が聞こえます。しかし2つのスピーカを向かい合わせると「旅愁」だけが聞こえるのです。「変声機からは毛利探偵の声とコナン君の声が出ます。これにコナン君の口から出た声が重なると毛利探偵の声だけが聞こえるようになります」などと説明します。数学やプログラミングをきちんと勉強するとこんなことができるようになるよ、というわけです。
しかし、鉄板のネタ……と思っていたのはここまでです。今の学校で持っているクラスのうち、最初に見せたクラスではまあまあ、しかし次がよくありませんでした。そういったものを受け入れない雰囲気というか、茶化すような様子。いわゆる「偏差値が低い」学校でも生徒は例外なく楽しそうだったのに、まるで違います。どうなってんの、と思いましたがその後1学期、2学期と授業をやって「ははあ……」と納得しました。もう単に友だちとつるんでだべっているだけなのです。こんなんじゃあ勉強なんかできるようになるわけないよ……。勉強が苦手の生徒が多い学校もいくつも回りましたが、今よりしっかりやっていた印象です。真面目に取り組んでいる生徒はもちろんいるんですが、そういう雰囲気の中でかわいそうです。
勉強が多少できなかろうが、授業中はある程度きちんと取り組む……という姿勢は大事だと思います。世の中、楽なことばかりではないですし、それでも我慢して何かしなければいけないことだって多いからです。そういうのを見ていると「おお、なかなか頑張ってるな」とか思うんですが、今回はそれがありません。すると教員も人間ですから、「ここではこういう解き方も教えてあげよう」とか「少し突っ込んだこの話をしてやろう」とかいった感情が失せます。仕事なので試験範囲分はがんばって必要な授業をしますが、もうただそれだけ。極端な言い方をすれば、教員など欺して「また面白い話して!」とでも声をかければそれだけでいい気分になり、調子に乗って役に立つ話をするようになるのに……。教員は生徒に比べ知識も技術も経験も段違いです。うまく利用すればいいと思うんですが。
こういうとき、教員をやっているのがイヤになります。あ~、どうしよ。
「5次方程式に解の公式はない」はノートをまとめながらひととおり勉強を済ませ、復習もしました。
ぼくが勘違いしているところもあったし、テキストが何気なく書いているが証明はしていない点にも復習中に気づきました。そのうちのひとつ。

という問題の解説で、
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と書いています。同じような書き方をしている別の本もありました。(1 2)は虚数解2つの入れ換えです。それはいいとしてもぼくは次の巡回置換が納得できませんでした。別の本でも同じように書いているものがあります。よくある説明なんでしょうか。これは別のテキストで補って納得。ノートで4ページくらいだからそれなりの分量なんですが。まあこういうのもとにかく面白いです。