いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

授業中に生徒がタブレットを使う

ぼくは高校で数学を教えています。最近の流行りですね、タブレットの類い。学校で導入して積極的に使わせたりもしています。確かに便利な面もあります。Google Classroomなど使っていれば、授業で間違えて説明してしまったところの訂正もすぐできるし、課題も「×××の問題を仕上げて写真を撮って送ってください」とでも連絡すれば誰が提出したのかしていないのか、できぐあいもすぐ分かります。
しかし、タブレットをノート代わりにしている生徒も少なくありませんし、特に教科書を全部タブレットに入れて授業中にそれを見ている生徒もいます。それ自体は構いませんが、問題なのは生徒が教科書を見ているのか、どこかのサイトを見て遊んでいるのか教員側から区別がつかないということです。自分の大事な時間を使ってお金を払って授業を受けているはずなのに、遊んでしまう。高校生になれば、そんなのロクなことではないと分かりそうなものなんですがそうではないようです。使い方の問題であって、タブレットのせいではありません。技術的には授業中は接続できるサイトはここだけ、ゲームも起動できないようにしておく、……といった制御もできるはずですが、それもまた面倒なのかも知れません。少なくともぼくは「こんなことになるなら、ない方がいい」という感想です。