記事を1本書くには短いけれど書いておきたいテーマをまとめます。
①びっくりしました。「4≧xと書いてはダメ。x≦4が正しい」とある先生が言っていたとか。分からないわけではありません。「4≧x」だと「4はx以上である」なので、まあ「4について説明している」みたいな感じだ、とでもいうことでしょう。ぼくは「そう言う人もいるけれど、どっちでもいいでしょう」と説明してしまいます。
こだわるところが妙なのです。ぼくの中では「四角形ABCDはぐるっとひとまわり、順番になっていないとダメ」に近いつまらなさです。こんなことではない、別にもっともっと大事な事実があるのに……。
②『バーテンダー』というコミックスがあります。
仕事には大変厳しい、日本画家の佐々木氏がバー「守谷」で新人バーテンダー、鹿島に「何でも良いから一杯作ってみろ」と言います。鹿島はうっかりなのか、少し緩めてしまい、それが佐々木氏の逆鱗(げきりん)に触れます。「ワシはたとえ一杯の酒でも二流の志は許さん。一流の酒が飲みたければ守谷に頼む。なぜワシが新米のお前に酒を頼むのか。お前に新米なりの勢いと誠意があると見込んだからじゃ」と言うのです。厳しいけれど、「そうだよな」と思ってしまいます……。
もうひとつ。出色の出来だと思ったエピソードです。若い女性バーテンダーが高校生の頃から好きだった年上の男が、バーに婚約者を連れてきて紹介します。彼は彼女の気持ちを知らないのです。彼女は彼にお祝いのカクテルをプレゼントします。彼には教えなかったけれど、カクテルの名前は「ラストキッス」。泣かせる……。
最近は抑えていますがコミックスも結構読みます。面白いものはマンガだろうが何だろうが面白い!!
③少し前、立体を何枚かの写真に撮ってその写真からもとの立体を復元する実験をやっていました。
写真はスマホで撮ります。復元時にパラメータとしてレンズの焦点距離が必要になるのですが、ピントの調整をするとき焦点距離は変化しているんですか? オートフォーカスだとどうなんでしょうか。質問自体がおかしいのかもしれません。きちんと勉強している人は「こいつ、分かってないな……」なんて思うのかも知れませんがこちらは真剣です。物理の先生に聞いてみましたがどうもハッキリしないようでした。高校の物理には一応、光学が少し出てきます。そこでは焦点距離が出てきます。でも、実際のこうした現象に使えるほどの理屈ではないのでしょう。
結局、オートフォーカスにはしないで(マニュアルにする)いったんピントを合わせたら以降ピントはいじらないことにし、「焦点距離は不変」と思うことにしました。ぼくの実験のレベルでは無事です。しかしこんな簡単そうに思えること(焦点距離は変化しているのか?)が分からない。いろいろ難しいもんだな、と思いました。