いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

『初歩からのシャーロック・ホームズ』紹介

 ホームズをいくつか読んで「おお、これはなかなか良さそう」などと思った人にお勧めしたい本です。目次は次の通り。

第1章 初めてのシャーロック・ホームズ
第2章 華麗なる登場人物たち
第3章 ホームズが活躍した「舞台」(時代と地理)
第4章 「正典」紹介
第5章 真の作者アーサー・コナン・ドイル
第6章 次に進むべき道
第7章 メディアミックス、そして未来へ 

「初歩からの」の通り、ホームズに関する基本的な知識が詰まっています。ホームズをどの辺から読むのがよいか、ベーカー街のこと、歴史的な背景、著者のコナン・ドイルについての説明、読み終わったら次にどうすればいいか、……。これを読めば実際にはホームズを読まなくてもホームズについて語れます……(アハハ……)。特に第4章では実際の長編、短編をかなりの数、あらすじなどを紹介しており、ぼくはそこだけでも十分楽しめました。

 ぼくはミステリーファン(?)ですが、考えてみるとホームズは短編をいくつか読んだだけです。暗号が好きなのでブルーバックスなどいくつか読んでいますが、その中に「小説で使われている暗号」などとしてホームズの「踊る人形」が出てきます。 

www.omoshiro-suugaku.com

ぼくは「おお、そういう短編があるのか。見てみよう!」という感じでいくつか読んでいるのです。ミステリーも読み方はいろいろです。「コナン君」も「金田一君」も「ガリレオシリーズ」も、古いところでは「刑事コロンボ」も好きです。東野圭吾氏のミステリーも読みます。しかしホームズはほとんど読んでいないのです。でも今回紹介したようなタイプの本は大好きです。前にも紹介しました。 

www.omoshiro-suugaku.com

 こういった本を読むと感じるのはホームズファンの情熱です。シャーロキアンと呼ばれる人たちもいますし、ツアーでベーカー街に出かける人たちも。世の中を楽しんでいると思います。ミステリーへの関わり方は様々です!

 

 ようやく2学期も終わりです。1学期はコロナでスタートが6月くらいからに遅れ、アッという間に夏休み。2学期はコロナもさらにひどくなり、遅れを取り戻すべく大急ぎで授業、試験。個人的には自由に出歩けず疲れました……。でもブログもまあまあ書けたし、勉強もずいぶんでき、他にもいろいろあって特に11月、12月は大変でしたが充実していました。学生時代からいくつかの勉強を並行してすることが苦手で、区切りがつくと毎回次に何をするか考えています。どうするかな……。