いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

ChatGPTについて

いや、すごいモノが出てきました。何年も前から話題になっており、生徒にも見せてもらったりして存在自体は知っていたんですが、11月くらいから積極的に使うようになりました。

100日チャレンジ『100日で50弾』というのをブログでやっていて(ついさっき終わった)、これは50種類の(シューティングゲームの)弾を考えよう、というものでした。ぼくは「弾が虹みたいな尾を引くようにするにはどうする?」などとChatGPTに問い合わせていました。具体的にこういうコードを書けばよい、というような返事がもらえます。分からないこと(技術面で分からないとか、返事が冗長で分かりにくいとか)は突っ込んで質問すると答えます。「最小限のコードで、原理が分かるような例を見せて」と伝えるとそういう答えが返ってきますし、今まで本やらネットやら調べまくっていた時間が大幅に節約できました。もちろん、教えてくれた事実をどこにどう使うかはこちらが考えなければいけませんが(そのままではうまく動かないこともしばしば)、これは使い方次第で凄いことになるぞ、と感じました。少なくともUnityでゲームを書く場面で、ここまでさんざん問い合わせしてきた印象では「なんでこんなに詳しいの?」。

 

来年度の仕事(数学の非常勤)を探すのに履歴書が必要ですが、自己紹介あたりは学校によって内容を変えます。要するに偏差値帯や学校の特徴などを調べて,その上で書く必要があるわけです。この辺もずいぶん助けてもらいました。「XXXXと伝えたいが、もっと抑えめな表現はないか」とか、「内容を膨らませて780字~800字にして」とか、「XXXXについて触れてもいいか」とか。こういう学校ならこういう書き方をすべきだ、などと指摘されたこともあります。面接の準備にも使いました。「xxx高校の面接の想定問答集を作って」とか。答えづらい質問も、うまい答え方を教えてくれます。

 

ずいぶん褒めましたが、「あれ?」と感じることも何回かありました。有栖川有栖(ありすがわありす)氏のミステリーには有栖川有栖という人物が物語の解説役(ホームズのシリーズのワトスン役にあたる)として出てくることがあります。お勧めを聞いたとき、『孤島パズル』について探偵役を火村英生(ひでお)と誤っていました。確かに火村英生が有栖川有栖と一緒に主人公として事件を解決するシリーズもあるのですが、『孤島パズル』の探偵役は火村英生ではありません。不思議に思って、なぜ間違えたのか聞いてみました。そうでしょう、ネットを少し調べればすぐ分かることなのに……。そうしたら、記憶ですが「火村英生が有栖川有栖と一緒に主人公として事件を解決するシリーズがあり、『孤島パズル』もそうだろうと判断した」。場合によるみたいですが、必ずしもネットで検索をするわけではないそう。続けて「一回ネットで調べたことはデータベースに保存しないのか」と聞いたら、しないそうです。プログラムを書くときにあれだけ的確にいろいろ指摘してくれるのだから……と思い、「あなたは自分でシューティングゲームを書けますか?」と聞いたら、それはできないと言っていました。じゃあ、と「あれだけコードなんかを教えられるのだから、将棋も強いのでは?」と聞いてみたら、「平均的な人間よりは弱いです」とのこと。もうひとつ、ぼくが書いた文章を「推敲して」と渡したらあちこち直してくれたんですが、すみません、多分ぼくが書いたものの方が自然で読みやすいです。文章など、いいか悪いかの判断には主観が入りますから、一概に言えないことは分かっています。それでも何だか変な印象。「xxxx、そう思うのである」といった、レトリック?みたいなのが目立ちます。「こういう表現はやめて」と指示すればなんとかしてくれるのかも知れませんが。

 

ま、いいです。とにかく凄いのは確かです。この先どうなってゆくのか、注意して見ていたいと思います。