いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

電子書籍リーダーの使用感

 何年か前、電子書籍リーダーを買いました。買ったばかりの頃はよく使っていましたが、うーん……。よい点、悪い点、両方あります。まずよい点から。ぼくは本を結構読むので、とにかくたまります。重いし、引っ越しの時はいつもすごく大変です。時々処分しているんですが。でも電子書籍ならいくら読んでも大丈夫です。ネットなんかで紹介されている本をすぐ読みたくなったとき、その場で手に入れられます。電子書籍の方が多少安いですが、紙の本も要らなくなったら売ればいいし、この点は同じようなものかも。次に悪い点電子書籍化されてない本が結構な率であります。少しマイナーな感じの本だともうありません。リーダー自体はそれなりの重さですが、それよりも、堅くて曲がらない(当たり前だけど)のが気になります。平らなものをずっと持っていなければなりません。それが意外に疲れます。新書や文庫だと、手が疲れたら丸めて読んだりできるのに。数学の本などはあまり電子書籍化されていません。されていたとしてもぼくはダメです。アタマに入りません。紙の本でないと。特に数学や物理の本だとぼくは書き込みできないと読み進められませんが、電子書籍では今のところそれができません。これは致命的です。「あれはどこに書いてあったかな?」というとき、電子書籍なら検索、紙の本では手でパラパラっと探すことになります。パラパラの方がはるかに気楽です。このブログを書くときも資料となる本にいくつも付箋を入れて交互に見るなんてこともよくやりますが、電子書籍はダメ。付箋を入れる機能はあるけれど、本物の本で本物の付箋を使った方がストレスがありません。
 ……というわけで、推理小説やあんまり難しくない内容の新書あたりなら電子書籍、それ以外は紙の本で、というふうに使っています。今ではもっと改良されているのかも知れません。