いぬおさんのおもしろ数学実験室

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ベイズの定理を使って解ける問題をまとめました

 授業がちょうど確率のところです。最近はプリント授業にしていて時間に余裕もあるし、まとめて2時間くらい、ベイズの定理(を使って解ける問題)をやっています。直に使うのはなかなか難しそうなので、例の表を使っています。 

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問題を並べておきます。

1.友だちの家に行くとそこで忘れ物をする確率が1/6の人がいる。この人が友人A、Bの家に順に行ったところ、忘れ物をしていることに気づいた。Aのところに忘れ物をした確率を求めなさい。(5/6)

2.2つの工場A、Bで同じ製品を生産している。作られた製品が不良品である確率は、工場 A が6%、B が4%である。また全生産量のうちA 工場が30%、B 工場が70%を作っている。
(1)この製品をランダムに1つ取り出したとき、それが不良品である確率を求めよ。(23/500)
(2)ランダムに 1 つ取り出した製品が不良品であった。それがA工場で作られた確率を求めよ。(9/23)

3.ある人が受け取るメールの10%は迷惑メールである。調査によると、迷惑メールが『キャンペーン』という単語を含んでいる確率は30%、迷惑メールでないメールが『キャンペーン』という単語を含んでいる確率は 4%である。今この人が受け取ったメールが『キャンペーン』という単語を含んでいた。このメールが迷惑メールである確率は? (15/23≒0.652)

4.袋Aには赤玉1個、白玉3個、袋Bには赤玉2個、白玉1個が入っている。Aから1個取り出してBに入れ、Bから1個取り出す。これが白だったとき、AからBに移った玉が白である確率は?(6/7)

5.1万人のうち1人が罹患している病気がある。ある検査は97%の正確さでこの病気にかかっているかいないか判定できる。この検査で陽性と判定されたとき、実際に病気にかかっている確率を求めなさい。(97/300094)

6.Aさんはパーティーへの出席率は経験上3/5である。Bさんは何か聞かれたとき、真実を証言する確率は3/4である。このBさんが「この前のパーティに、Aさんは出席していたよ」と言った。Aさんが実際に出席していた確率は?(9/11)

7.モンティ・ホール問題

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 これだけあれば十分楽しめるでしょう。1の忘れ物は、もとは大学入試で3ヶ所を回る問題でした。2ヶ所でもちょっと意外な感じが。確率1/2に思えるかも知れませんが、2ヶ所目で忘れるには1ヶ所目で忘れてはいけません。だから同じ確率にはまあならないでしょう。2番、4番の問題は少し前の教科書にありました。3番はネットから。迷惑メールは多いし、こんな問題も面白いです。5番目の病気の問題は意外な結果で、生徒も面白がります。6番は科学振興社の『公式集』から。この公式集はいまでもよく使っています。「証言の確率」として紹介されています。7番は有名なモンティ・ホール問題。

 

 確率もこの辺まで来ると高校数学らしくなって楽しいです。