いぬおさんのおもしろ数学実験室

おいしい紅茶でも飲みながら数学、物理、工学、プログラミング、そして読書を楽しみましょう

一般相対性理論を勉強する

ぼくは専門が数学なので物理のちゃんとした大学教育は受けておらず、1年生の時に多分理系で物理をやるための基礎みたいな内容の「物理学Ⅰ」、「物理学演習Ⅰ」(正確な科目名は忘れました)に出ていただけです。高校では物理は得意で、一番好きな科目でした。…

他の先生の授業を見て思うこと

教員はなかなか他の教員の授業を見る機会はありません。学校によっては「教育実習の期間中、教員同士も授業を見せ合いましょう」と声をかけているところもありましたが、実際には誰もほとんどやっていなかったような……。ぼくも何回かだけで、今にして思えば…

メネラウスの定理の使い方。どの三角形を相手にするか?

メネラウスの定理というのは以下のようなものでした。高校では数学Aで出てきます。三角形を直線が横切っているとき、次が成立します。 図では△ABCを直線DEが横切っています。証明や覚え方、例題などについてはよいサイトがたくさんあるので検索してみ…

書籍『藤井聡太論 将棋の未来』紹介

生徒は夏休みが終わりました。ぼくも本は結構読みました。最近買ったのがこれ。 藤井聡太論 将棋の未来 (講談社+α新書) 作者:谷川浩司 講談社 Amazon ここのところ将棋の藤井聡太の活躍がすごいです。将棋はぼく自身も指しますし、羽生が7冠を制覇した頃(1…

最小自乗法の幾何学的な意味を考える

最小自乗法というのがあります。このブログでも何回か扱っており、大学でも実験レポートを書くときなどにも使ったりします。得られたデータをもっともよく表す直線を求めるとか。最小自乗法は、その理屈を理解すれば確かに誤差が最小になることは分かります…